市長定例記者会見(2021年6月1日)

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ページ番号1017443  更新日 令和3年6月1日

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日時

 2021年6月1日 午後1時15分~午後2時

場所

 豊岡市役所 3階 庁議室

会見事項

  1. ネーミングライツ導入に関する サウンディング型市場調査の実施
  2. 2020 年度シカ捕獲実績
    ~有害捕獲での目標5,000 頭達成~

質疑応答(発言要旨)

(1)ネーミングライツ導入に関するサウンディング型市場調査の実施について

Q1 ネーミングライツを導入した場合、何年間でどれくらいの施設で、どれくらいの使用料を見込んでいるのか。また、得た使用料は何に充てるのか。

A1 期間については3年を想定していますが、サウンディング調査で期間や使用料などについて業者から提案してもらい、この意見を踏まえて今後正式に募集します。また、ネーミングライツ料については、その施設の維持費に充てたいと考えています。

 

Q2 ネーミングライツの導入は初めてか。また、ネーミングライツに道路や橋を含むことが珍しいことだと思うが他の自治体で参考にしたところがあるのか。

A2 ネーミングライツ導入は初めてです。また、導入については、三宮の歩道橋にネーミングライツを導入した神戸市や伊丹市、宝塚市などを参考にさせていただきました。

 

Q3 ネーミングライツ導入が初めてということであるが、財政的な背景や理由があるのか。

A3 市が有している公共施設が多くあり、また、修繕を必要とするところがたくさんありますのでそこに充当したいと考えます。通常ですと一般財源を充てますが、その施設が生んだお金は、その施設の修繕費などに使うという考えです。

 

Q4 調査対象施設の中でハチゴロウの戸島湿地や出石永楽館など名前自体に意味がある施設が含まれているが、そのあたりの取扱いはどうするのか。

A4 例えばハチゴロウの戸島湿地の前に企業名などがついて全体の調和を崩さないものであればよいと考えますが、提案内容を検討してネーミングライツを導入するか決めたいと思っています。

 

Q5 出石永楽館は固有名詞で地域の人から親しまれている。企業名などがついて「〇〇出石永楽館」となった場合、地域の合意が得られるのか。

A5 内容によって合意が得られるものもあると思います。また、今回はまず調査するということなので、決定ではないということを了承願いたいと思います。

 

Q6 財源の話が出たが、財源に関して豊岡市税が全国的にも相当高いということについてどう考えているか。

A6 相当高いということではなく数パーセント高いということです。これに関しては、合併時点で1市5町がそれぞれの事情があって、当時の方がお決めになったことです。振り返れば、夕張市も超過課税がありましたが、経年して夕張市はなくなり豊岡市は残っているという状況です。超過課税が日本でただ一つということで大変問題視する方も多いと思います。
 固定資産税に超過課税をやっている自治体は津々浦々ありますが、市民税に超過課税しているのは唯一豊岡市だけという事実があって、それが約5千万円の自主財源の上乗せになっています。このようなことについては、その時その時の市の状況で発生したり、なくなったりすることはありうる話のようです。
 今現在の印象としては、あるべきではないと思っていますが、内容を精査した上でゼロにするかなどを含めて決定したいと考えます。市民の方の動向としては、なくするということがいいに決まっていますが、しかし、そのためには違うところで節税するとか、たくさん稼げるようになるとか、そういうものを考えつつ、バランスをとりながら考えていくべき内容であるというのが私の思いです。

 

Q7 超過課税についてはいつごろまでに方向性を出すのか。

A7 来年度の予算編成に入ったときです。

(2)2020年度シカ捕獲実績について

Q8 県内でもトップクラスでシカを捕獲しているが、いくらとっても減ってこない。目標数値をさらに引き上げることについて考えているか。

A8 目標数値を高く設定することはよいことだと思いますが、実際、捕獲数が毎年大きく上回っているという結果が出ています。携わっている皆さんは一生懸命やっていただいて満足できる結果を出していただいていますので、あまり負荷をかけることなく、現在の目標値でよいと考えています。

 

Q9 各年度の農業における被害額は。

A9 市内の各農会長に行ったアンケート調査による農業被害額の集計では、2014年度6430万円、2015年度7780万円、2016年度6730万円、2017年度6280万円、2018年度8470万円、2019年度6400万円となっています。悉皆調査はできていませんので、あくまでもアンケート調査の結果の被害額です。

 

Q10 被害状況についてどのように考えているか。

A10 実際の被害額を野菜の値段で換算した感覚でいうと、大変農業者にとって大きな被害であると思っています。こんなことはあってはならない。これをゼロにすることに向かって頑張ってやるしかないと考えています。

(3)その他

ア.演劇祭について

Q11 演劇祭はやる方向か。

A11 3月に本格予算が決まっており、その中には演劇祭の予算も入っています。私が市長に就任した5月の時点でどうこうするには、余りにも実行委員会や庁内の担当部署で準備が進んでいましたので、動かすことはしがたい状況です。これらのことを踏まえて今回は粛々と進めてもらうという方向で考えています。
 しかし、昨年と状況が違うのはコロナの問題です。昨年度は最大限注意しながら行ったということですが、その内容が十分であったかは実際のところわかりません。今年は変異株の影響もあり開催当日前にどういう状況であるか予測できませんので、近づいた時点でウイルスの感染、拡大状況をみて、私の判断で中止もありうるということははっきりいわせていただきます。

 

Q12 リモート開催とかやり方を変えた開催は考えていないのか。

A12 もちろんそのことによってマイナス要因が減少するということであればやっていただくということでいいと思います。一方、実行委員会でリモート開催は意味がないということであれば中止という方向になると思います。

 

Q13 実行委員長を変わられたと聞いたが、委員長でなければ最終的な判断ができないと思うが。

A13 立場上、意見は言える立場だと思いますので、それをどのように受け止めていただけるかということは実行委員会で判断されると思います。市としてのスタンスははっきりと申し上げたいと思っています。

 

イ.新型コロナワクチン接種について

Q14 市長の提案で新型コロナワクチン接種推進室が新設されたと聞いたが、ほかにコロナ関連で考えていることはないか。

A14 市民の方々は一日も早く接種したいという気持ちでおられると思います。 その中で、予約手続きが5月3日に始まって、途中中断し5月16日に予約が再開し、今は順次接種していただいている状況です。
 5月3日、4日に行われた第1回目の予約について、大変混雑して市民の方に迷惑をかけたという報告を職員から受けました。2週間後の5月16日に2回目の予約受付を再開しましたが、予約状況がどのようになっているのか私自身が見に行き、担当者にも内容を詳しく聞きました。それらから、予約を受ける行為に対する用意や考え方があまりにも浅すぎた。予期せぬことが起きたという状況があったということがわかり、この体制では今後も市民の皆さんに迷惑をかけると判断しました。高齢者2万8千人に対する行為がそのような状態であれば、それ以後の一般者約4万8千人の予約、接種はこれ以上にうまくいかないと強く予想されました。そのため、健康増進課の職員が担当していましたが、推進室を立ち上げ、人員を配置し、そこを中心にして、コロナワクチン接種という大きな課題を全庁挙げて取り組む体制に切り替えました。
 今後の目標値としましては、政府が言っているように7月末には高齢者への接種を終えられる計画を立て、それ以後の4万8千人の方々に関しても十分な体制を整えて、実行していくよう指示を出したところです。

 

Q15 推進室が新設され、人員体制がどのように変わったのか。

A15 これまでは健康増進課の職員10人程度が兼務で行っていましたが、室長以下専任スタッフ4人を配置し推進室を新設しました。
 やり方に問題があった分もあるので、専任職員を配置し、知恵を働かせて適正な計画を立てる、もちろん他の部署の職員の知恵も借りながらスムーズにいける形を構築していきたいと思っています。

 

Q16 電話番号は一つだったと思うが、それを10人体制で受けていたのか。

A16 回線としては6回線ありまして、6回線目になったときに健康増進課に転送するという形で17、8人が対応できる体制をとっていました。

 

Q17 電話がつながらないから予約を避けた方がいると聞いている。インターネットの予約に対応できない高齢者もいる。今予約し、接種できている方は、ある程度知識があり健康な方であるのではないか。基礎疾患がある人や知識がない人が接種を受けられない状況にあるのではないか。

A17 予約開始当初は確かに電話がつながりにくい状況でしたが今はつながりやすい状況です。また、今後に備えて、コールセンターの職員を6人から12人に増やし、増強しました。インターネットについては、家族の方にサポートしてもらえる方はネットで予約されています。

 

Q18 電話してもつながらないという風潮が広まっている。家族などのサポー トがない情報弱者に対してどうのようにケアするのか。

A18 高齢者に対する準備が浅かったと最初に申し上げました。高齢者の78%が接種を受けると想定していましたが、予約を始めると大分その数が増えました。すでに想定以上の方が予約されていますので、7月下旬までに接種ができるようにスケジュールを見直し、実行できるように進めます。
 一般の4万8千人の方についても、一斉に電話等で受け付けると対応できませんので、その方たちをクラス分けして、混雑が発生しない手法を7月までに推進室を中心に全庁を挙げて考えていきます。
 自分で手続きできない人については、民生委員、区長さんなどの協力を得て、その方たちを残すところがなく、やっていける計画を立てるように現場に指示しています。

 

Q19 7月までに接種ができるように進めると言われたが、市役所の計画表では 2回目の接種完了が8月4日になっているが、繰り上げて行うということか。

A19 推進室ができたのが今日ですので、これからスケジュールの見直しを行います。その結果を反映させたスケジュールを今後出します。いくら計画を立てても7月末で終わらないかもしれませんが7月末までに終わらせるという気概で進めますので、ご理解いただきたいと思います。

 

Q20 現在の接種状況は。

A20 5月末時点で、高齢者2万8千人のうち、予約者2万3790人、1回目接種済者9398人、2回目接種済者180人です。

 

Q21 この数字についてどう思うか。

A21 供給数と比べればそこそこやっていると考えます。計画を立てるということを申し上げましたが、これは役所内での計画ですので、それに伴ってワクチンが供給されなければ計画が実行できませんので、そのあたりは国や県に対して滞りなくワクチン供給していただけるよう続けてお願いしていきます。

 

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