KDDI株式会社による「第5回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」を開催しました
コウノトリ生息地保全活動in豊岡

2021年10月2日~3日、加陽湿地および加陽水辺公園でKDDI株式会社によるコウノトリ生息地保全活動が行われました。
2016年9月に締結した地域活性化を目的とする包括協定をきっかけとして、コウノトリ野生復帰を進める豊岡市を応援するために、毎年コウノトリ生息地保全活動を行っています。
新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮し、当初の予定より規模を縮小して活動を実施しました。
保全活動
KDDI株式会社関西総支社の社員12人の他、地元住民、豊岡河川国道事務所なども参加し、総勢約20人が加陽湿地の中で汗を流しました。
7月29日にKDDI株式会社から豊岡市に寄附していただいた道具を使用して、湿地保全活動を行いました。
加陽湿地は、国土交通省の自然再生事業で整備された15ヘクタールの大規模湿地で、地域と連携した維持管理が行われています。本市も、加陽湿地とその周辺の保全と利活用が進むように、加陽湿地の横に加陽水辺公園を整備し、環境学習や自然体験活動のフィールドとして活用しています。
閉鎖型湿地と三木川の外来植物駆除、ごみ清掃
加陽湿地の閉鎖型湿地や三木川に繁茂する特定外来生物オオフサモを駆除するとともに、湿地や河川内でごみ拾いを実施しました。
オオフサモは、根や茎が少しでも残っていると、再び同じ場所で繁茂してしまいます。
オオフサモの根や茎が切れないように、手作業で丁寧に抜き取って駆除しました。
三木川には、台風で増水した時に流されてきたごみが溜まっていました。これらのごみは野生動物の誤飲やケガにつながるため、ひとつひとつ拾い集めました。
特定外来生物ウシガエル(オタマジャクシ)、アメリカザリガニの駆除
加陽水辺公園内のため池に生息している特定外来生物ウシガエルのオタマジャクシや、アメリカザリガニを駆除しました。
大きな網やタモ網を使ってオタマジャクシやアメリカザリガニを追い込み、バケツいっぱい捕獲しました。
継続した活動のおかげで、オオフサモが繁茂する範囲や規模も段々と小さくなり、ウシガエルのオタマジャクシの数も減ったように思います。加陽湿地や加陽水辺公園には、多様な在来の生きものがたくさん生息しています。外来生物の駆除によって、より良い生態系となることを期待したいと思います。
10月にも関わらず30度を超える気温の中、汗と泥にまみれながら2日間に渡って湿地保全活動を行っていただきました。
また来年「第6回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」で再開できることを楽しみにしています!
より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。
このページに関する問合せ
コウノトリ共生部 コウノトリ共生課 コウノトリ共生係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9017 ファクス:0796-24-7801
問合せは専用フォームを利用してください。