運動遊びの効果検証1 運動遊びが子どもの脳にもたらす効果は?

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ページ番号1001751  更新日 平成30年5月23日

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「運動遊びは脳を育て、集中力をアップさせます」

 子どもの発達と成長において、運動が重要なことは知られています。しかし、脳にどのような効果がもたらされるかは、明らかにされていませんでした。
 そこで、子どもたちが運動遊びをして、その前後において脳活動及び集中力が変化するかを検証しました。

実験の様子

写真:実験の様子1
クラスみんなで楽しく遊びます
写真:実験の様子2
その後に集中課題(おはじき通し)

結果

グラフ:実験結果
おはじき通し実施中の脳の血流変化をグラフ化したもの

 この結果、おはじき通しを行なっている際、運動遊び前よりも運動遊びを行なった後の方が、脳の前頭前野の血流が増加し(赤で囲ったグラフ参照)、通したおはじきの数も増加したことが分かりました。
 また、血流が増加した領域は、集中する時に活動する部位(前頭前野背外側部)でした。

どんな場面で活用できる?

音楽、お絵かき、読み聞かせや製作の前に運動遊びをすると、集中して取り組むことができるでしょう。

  1. 教室全体がざわついていたり、落ち着きがなかったりするようなときは、運動遊びで体を動かして遊ぶと集中しやすい状態になります。 
  2. 体を丈夫にする、筋力をつけるだけの運動ではなく、脳が効率よく働く状態にするためにも運動遊びは効果的です。
  3. 朝の運動は、自律神経を整えるためにも効果的であることが分かっています。

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