2004年台風23号から20年を迎えて 市長からの呼び掛け(2024年10月20日)

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ページ番号1031243  更新日 令和6年11月1日

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 2004年の台風23号から今年で20年を迎え、10月20日に関貫市長が防災行政無線放送で、市民の皆さんに呼び掛けました。
 下部に、放送内容を掲載します。

防災行政無線放送内容

 市民の皆様、豊岡市長の関貫久仁郎です。防災についての呼びかけです。

 今年もまた、豊岡の10月20日がやってきました。2004年の台風23号は、死者7人、重傷者23人、住家被害8,229棟という途方もない被害をもたらしました。

 あれから20年が経過しました。月日の経過とともに少しずつ記憶も薄れ、この大水害を知らない世代も増えています。しかし、毎年のように日本の各地で台風や線状降水帯、局所的な豪雨などにより大規模災害が発生しています。

 国は防災対策について、2018年7月豪雨を契機に、住民が「自らの命は自らが守る」の意識を持って、自らの判断で避難行動をとり、行政はそれを全力で支援するという、住民主体の取組みの強化による防災意識の高い社会の構築に向けた取組みを推進しています。

 避難とは『難』を避ける。つまり、危険な場所にいる場合に、より安全な場所に安全なタイミングで移動することです。いつ・どこに・だれと・どのように避難するのか、これらの行動手順や内容を、あらかじめ決めておかないと、結果として、避難のタイミング・方法・場所・経路の判断に迷い、状況に応じた的確な避難行動ができないこととなります。

 市では、これらを事前に考えておくためのマイ避難カードの作成を推進しています。マイ避難カードの作成に当たっては、市の指定緊急避難場所に行くことだけではなく、親戚・友人の家やホテルなどへ、早めに避難するなどの分散避難を、これまで以上に、積極的に検討してください。

 避難をしても「何も起こらなかった、無駄足だった」と振り返ることもあると思いますが、100回避難して何も起こらなくても、101回目に災害が起こるかもしれません。避難したが無駄足だったという行動は『空振り』ではなく『素振り』です。このような行動を習慣・文化として身につけてください。

 台風23号メモリアル事業「防災への思い」を、10月5日(土曜日)午後1時から市民プラザで開催しました。当日は、高校生によるラジオドキュメントの発表、「台風23号から学んだこと、そしてこれからの防災」をテーマに、防災の有識者である片田 敏孝(かただ としたか)東京大学大学院 特任教授をコーディネーターに、台風23号時に実際に災害対応にあたられた方々、流域治水アンバサダーの方によるパネルディスカッションを行っていただき、地域の防災・減災意識のさらなる向上を目指しました。170名を超える方にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。YouTubeにてアーカイブ配信も行っていますので、市ホームページからぜひご覧ください。

 「みんなの力で命と暮らしを守る」。豊岡市地域防災計画の合言葉です。

 大切な命と暮らしを守るため、市民、地域、行政が力を合わせ災害に強い地域づくりを進めていきましょう。日頃から行っていただいている防災への皆様の取組みと、地域での助け合いに心からの敬意を表しつつ、私の放送を終わります。

 ありがとうございました。

 

 

 放送日時  2024年10月20日 午前8時、午後7時

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電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
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