2021年度 訓練の課題や問題点〔区(町内会)からの報告〕

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ページ番号1018434  更新日 令和3年12月8日

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区(町内会)からの意見

 市民総参加訓練終了後に、各区(町内会)から報告があった訓練の課題や問題点などを紹介します。
 また、いただいた意見に対して回答します。

要援護者の支援について

 意見

  • 要援護者の対応についての検討が必要
  • 高齢者、認知症の方には情報が伝わりにくかった
  • 65歳以上の方で何かの時は助けてもらえると思って訓練に参加しない

≪回答≫

要援護者の支援について
 
要援護者の避難支援は地域が全て行わなければならないものではありません。要援護者自身やその家族を通じ、活用可能なあらゆる資源等(家族・親族、友人・知人、介護タクシー、普段利用している福祉サービス等)をもってしても避難できない場合に、可能な範囲で地域の皆さんによる支援をお願いします。

認知症の方には情報が伝わりにくかった
 認知症などの方で家族等の支援者が近所にいない場合においては、ご近所、隣保などで声を掛け合い、可能な支援をお願いします。
 また、避難行動要援護者名簿に登録されている方は、個別支援計画を策定する必要があります。名簿に登録されている方で、個別支援計画ができていない方は区(町内会)で策定をお願いします。なお、区(町内会)でも策定することが難しい方については、市(社会福祉課、または防災課)に相談してください。
 個別支援計画の策定については下部の「各区(町内会)で避難行動要援護者の個別支援計画の策定をお願いします」を確認してください。

65歳以上の方で何かの時は助けてもらえると思って訓練に参加しない
 年齢に問わず、元気な方は自分で命を守ってください。自主防災組織など支援する側も自分や家族の安全を確保しなければならず、支援はその後になることを必ず伝えてください。誰も取り残さないためにも、まず誰もが自分の出来ることを行う必要があります。

防災意識について

 意見

  • 区民の防災意識向上、高揚をいかに図るかが大切
  • 防災意識に個人差がある
  • 参加されない人(若者、アパート住まいの人など)の防災意識が心配される
  • 高齢者中心の訓練を考えていかなければならない
  • 団地の住民は高層で安全な建物のため、意識が低い
  • 内容の理解度は低い
≪回答≫

防災意識について
 市民総参加訓練、区独自訓練や出前講座等の活用の機会を通じ、小中学生の参加も含めて地域ぐるみで防災に取り組むなどの地道な活動の継続が防災意識を高めることにつながります。
 家族単位で、いざというときの家族の行動、避難先や避難方法などを 日頃からの話し合いをお願いします。
 主体性の薄い方に訓練への参加を促しても、参加は得られにくいものです。市ではそのような方にも、最低限取組んでいただきたいこと(防災マップの正しい見方・安全確保の方法・地震時の家具転倒防止・シェイクアウトなど)について、粘り強く啓発を続けています。

市民総参加訓練の開催時期について

 意見

  • 稲刈り等、農繁期と重なるため訓練時期を変更してほしい
  • 日曜日の実施は難しい
  • 朝7時からやってもらえると出勤の人が参加しやすい
≪回答≫

市民総参加訓練の開催時期について
 2015年度から8月の最終日曜日を「統一訓練日」と位置づけ、豊岡市内全区に訓練参加を呼び掛けています。その結果、本年度は約80パーセントの区で同日に訓練を行っていただいています。
 なお、統一訓練日に訓練ができない場合は、各地域内の実状に合わせて、別の日に訓練日を設けるなど、年に一度は訓練の実施をお願いしています。

その他

 意見

  • 緊張感はなかった。マンネリになってきた
  • 平日の日中に災害が発生した場合、区、町内会役員がいないときの対応
  • 防災行政無線放送を実際の音にしてほしい
  • とよおか防災ネットでも配信してほしい
  • 参加者の集計についてあえて男女の参加率を訪ねる必要性がわからない
  • 津波への警戒のため、一時避難場所で点呼するのではなく、高台へ逃げることが優先ではないか
  • 区長として防災に注力することが難しい
≪回答≫

防災訓練のマンネリ化について
 市民総参加訓練では、あくまで避難時に必要な基本的な行動に特化し、これを確実に実践していただくことをねらいとし、短時間で取組めるようにしています。区(町内会)内の課題事項や改善すべき取組みについては、この訓練後の時間を活用して行ってください。地元消防団と連携した初期消火訓練や土のう積訓練、非常持ち出し品を持参しての避難訓練、災害時要援護者宅への安否確認など、多くの区ですでに取組まれています。独自の取組みついては、下部の「2021年度 市民総参加訓練を実施しました」をご覧ください。
 訓練の方法などの相談は、豊岡市 防災課まで問い合わせてください。

平日日中の対応について
 自主防災組織において、まず何を最優先に取組まなければならないかを決めてください。その上で、対応可能なことについて、日中、区(町内会)の役員など、対応を行う方が不在の場合は代行する方を決めておいてください。

実際の災害に則した情報発信
 来年度以降の訓練については、実際の災害に則した形で情報発信を行うよう検討します。〔防災行政無線を最大音量で流す、緊急地震チャイム音、ひょうご(とよおか)防災ネットでも配信する 等〕

女性参加者集計必要性について
 人口の半数は女性です。このことから、女性は災害時に大きな力となるため、防災における女性の役割は非常に重要です。これまで以上に訓練に参加していただくことをきっかけに、防災における幅広い分野に女性の考えを取り入れてください。

地震発生時や津波避難について
 地震が起こったときには、まず自分と家族の安全を確保してください。安全が確認できた後、初期消火など出来る範囲で共助に取り組んでください。
 沿岸部の地区では、津波警報、大津波警報が発表されたら、声を掛け合いながら、直ちに高台へ避難してください。津波注意報が発表された場合は、沿岸部から離れるよう行動してください。その上で安否確認をお願いします。

区長として防災に注力することが難しい
 地域のおかれた災害リスクを我が事として捉え、自主防災組織の構成組織(高年クラブ、こども育成会、中年会等)の中で役割分担していただき、取組みをお願いします。

コロナ禍での避難について

 避難場所を開設する場合は、3密を避ける避難スペースの配置、十分な換気、消毒液の設置など、可能な限り感染症対策や衛生環境の確保に努めます。また、要援護者や体調不良者の方のための部屋なども可能な限り確保しています。
 豊岡市では、避難場所が過密状態になるのを防ぐため、多様な避難方法を推奨しています。
 風水害の場合、自宅2階などで安全確保が可能な方は避難する必要のないこと、安全な親戚・知人・近所宅への避難、安全な場所での短期間の車中泊など多様な避難先について、あらかじめ検討してください。
 地震の場合、自宅に倒壊の危険がない場合は避難する必要はないこと、その他は風水害と同様です。
 なお、避難場所に避難される場合は、水や食料などに加え、マスク、アルコール消毒液、体温計、使い捨てのビニール手袋、スリッパなど、感染症予防に必要なものを必ず持参してください。
 

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危機管理部 危機管理課 危機管理係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
問合せは専用フォームを利用してください。