小坂・新田地区で避難行動確認のための「タイムライン研修」を実施しました
6月18日(土曜日)に小坂地区、19日(日曜日)に新田地区で、タイムライン研修を実施しました。
両地区とも、地区内各区、自主防災組織、民生委員・児童委員、社会福祉協議会、消防団などから参加され、さまざまな意見が出ました。
タイムライン研修とは
タイムライン研修とは、さまざまな状況下で、地域において「いつ」「誰が」「何をする」ということをあらかじめ決めておくために行われるものです。
この研修を通して、地域で避難を促す支援者となる者同士が、顔の見える関係を作るとともに、地域で避難行動を行う際の関係者のタイムライン(動きや流れ)について、今後地域で検討するにあたってのたたき台(試行版)を作成することを目的としています。
研修の様子
研修は、それぞれのグループに地区内の区・自主防災組織・民生委員・児童委員・社会福祉協議会・消防団等の代表者および市の職員が入り、進められました。


今回は、台風が接近しているという想定で研修を行いました。
まずは、各班で防災マップを確認し、実際暮らしている中で危険と思う箇所・過去被害があった場所などの意見を出し合いました。
皆さんそれぞれの経験や、感じていることなど、さまざまな内容を共有します。

次に、実際災害が迫っていることを想定し「警戒レベル3 高齢者等避難」「警戒レベル4 避難指示」の発令時等のタイミングで、自らがどのような行動をとるかを付箋に書き出し、マイタイムラインを作成します。
その後、書き出した内容をそれぞれ発表し共有します。共有した内容は、大きな模造紙に張り出し、地域版のタイムラインを作成していきます。
作成された地域版タイムラインに張り出された内容は、次のとおりです。
「警戒レベル3 高齢者等避難」
- 雨、河川、台風の進路等の情報を収集する
- 地域内で支援が必要な方への声掛けを行う
- 避難路、危険個所の確認
「警戒レベル4 避難指示」
- 区民の安否確認、避難状況の確認
- 地区住民の避難誘導支援
- 通行止め等報告
地域版のタイムラインを作成したことで、これまで、地域の中でもなかなか知る機会の少なかった、それぞれの行動を知ることが出来ました。
参加者の感想
- 各地区役員同士で防災について話し合うことができてよかった。
- 問題意識を持つことができた。
- 大きな災害が増えている中で、改めて防災力強化の必要性を考えさせられた。
- 継続して研修を行うことが必要だと感じた。
- 区民全員にどう認識してもらうかが課題。
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