2020年度 訓練の課題や問題点(区(町内会)からの報告)

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ページ番号1012483  更新日 令和2年9月28日

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区(町内会)からの意見

 市民総参加訓練終了後に、各区(町内会)から報告があった訓練の課題や問題点などを紹介します。
 また、いただいた意見に対して回答します。

要援護者の支援について

 意見

  • 要援護者の対応についての検討が必要
  • 今回は自助を中心として、垂直避難を実施。住民のパワー低下、高齢化等により、区として共助がどれだけできるか不安
  • 高齢者中心の訓練が必要
  • 災害弱者の早めの避難が重要
  • 高齢者、認知症の方には情報が伝わりにくかった
  • 区全体の高齢化が進み要援護者に対応できるか不安
  • 高齢者の増加で避難にかかる対策がさらに必要
  • 高齢者の避難に時間を要する

≪回答≫

要援護者の支援について
 
要援護者の避難支援は地域が全て行わなければならないものではありません。要援護者自身やその家族を通じ、活用可能な人的資源等(家族、知人、普段利用している福祉サービス等)を活用できない場合に可能な範囲で地域の支援をお願いします。

区内での人手が不足する中、高齢者等への避難支援をどうするか
 
家族や親せき・知人、サービス事業者、ケアマネジャーの助言等、自らが日ごろ持っている資源や人脈、利用しているサービスを活用し避難を行う。
 どうしても、地域住民では対応が困難な場合は、豊岡市社会福祉課へ相談してください。
【例】
・ 台風最接近の前日や避難準備・高齢者等避難開始が発令された時点で、家族や親族に迎えに来てもらう。
・ 避難準備・高齢者等避難開始の発令のタイミングで介護タクシーを利用し、家族とともに避難所へ避難する。
・ 平時利用しているショートステイを緊急に利用し、高齢者入所施設へ避難を行う(施設やケアマネジャーと要調整)。

災害弱者の早めの避難が重要、高齢者の避難に時間を要する
 豊岡市が発する「自主避難所開設」や「警戒レベル3 避難準備・高齢者等避難開始」で確実に避難行動を開始するなどのルールを決めておいてください。

防災意識について

 意見

  • 区民の防災意識向上、高揚をいかに図るかが大切
  • 防災意識に個人差がある
  • 一部参加されない人の防災意識が心配される
  • 高齢者中心の訓練を考えていかなければならない
  • 若者の参加が少ない
  • アパート住まいの方の参加率が低い
  • 団地の住民は高層で安全な建物のため、意識が低い
≪回答≫

防災意識について
 
市民総参加訓練、区独自訓練や出前講座等の活用の機会を通じ、小中学生の参加も含めて地域ぐるみで防災に取り組むなどの地道な活動の継続が防災意識を高めることにつながります。
 家族単位で、いざというときの家族の行動、避難先や避難方法などを 日頃からの話し合いをお願いします。

地域のコミュニティについて

 意見

  • 賃貸に住む人の安否確認が難しい
  • 地域の付き合いがない方の安否確認が難しい
≪回答≫
地域の付き合いがない方の安否確認が難しい
 地域の活動や行事に積極的に参加を呼び掛け、日頃から声をかけ合えるような良い人間関係をつくる、保つよう心掛けをお願いします。

市民総参加訓練の開催時期について

 意見

  • 稲刈り等、農繁期と重なるため訓練時期を変更してほしい
  • 暑さのため高齢者には負担が大きい。時期の変更をお願いする
  • 日曜日の実施は城崎では難しい
≪回答≫

市民総参加訓練の開催時期について
 2015年度から8月の最終日曜日を「市民総参加訓練日」と位置づけ、豊岡市内全区に訓練参加を呼び掛けています。
 統一訓練日に訓練ができない場合は、各地域内の実状に合わせて、別の日に訓練日を設けるなど、年に一度は訓練の実施をお願いします。

その他

 意見

  • 災害時の避難先の一般家庭へ誘導したところ、避難先のホームエレベーターに電動車いすでは入れず、通常の手押し車いすに乗り換えて難を避ける必要があることが分かった。
  • コロナ禍での避難の難しさ、防疫と防災の両立の難しさを実感
  • 消火訓練の際、女性の力では消火栓の開閉が困難
  • 非常食100食分が小分けとなっておらず大変だった
  • 自主避難、避難準備、避難勧告の放送が3回あり、どのタイミングで避難すればよいか分かりにくい方がおられた
  • 緊張感はなかった。マンネリになってきた
  • 2階への避難に時間がかかる
  • 災害物資補給路の確保・整備
≪回答≫

要援護者の支援について

 区の自主防災活動、要援護者避難支援活動の支援策として、一定の条件はありますが、避難誘導用の車いすなどの資機材整備補助事業があります。ぜひ、活用を検討してください。

避難のタイミングについて
警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」
 要援護者など避難に時間を要する人は避難、その他の人は準備
警戒レベル4「避難勧告」
 安全な場所へ全員避難を開始
警戒レベル4「避難指示」 
 更に危険が切迫しており、安全な場所へ避難を終了
 直ちに避難を終了できない場合は、建物の2階以上に避難
「自主避難所」
 夜間に避難勧告以上の情報を発令する可能性がある時、夜間の避難が不安な方や要援護者などを対象に、早めに自主避難できるよう明るいうちに避難場所の開設を行います。

コロナ禍での避難について
 避難場所を開設する場合は、3密を避ける避難スペースの配置、十分な換気、消毒液の設置など、可能な限り感染症対策や衛生環境の確保に努めます。また、要援護者や体調不良者の方のための部屋なども可能な限り確保しています。
 しかし、豊岡市では、避難場所が過密状態になるのを防ぐため、多様な避難方法を推進しています。自宅で安全を確保可能な方は避難する必要のないこと、安全な親戚・知人・近所宅への避難、安全な場所での短期間の車中泊など多様な避難先について、あらかじめ検討してください。
 なお、避難場所に避難される場合は、水や食料などに加え、マスク、アルコール消毒液、体温計、使い捨てのビニール手袋など、感染症予防に必要なものを必ず持参してください。

防災訓練のマンネリ化について
 他地域の防災訓練を参考に、区(町内会)内の現状の課題や改善点を話し合い、飽きさせず、継続できる防災訓練に取り組んでください。
 訓練の方法などの相談は、豊岡市防災課まで問い合わせてください。

 

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このページに関する問合せ

危機管理部 危機管理課 危機管理係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
問合せは専用フォームを利用してください。