想定最大規模の浸水想定と指定緊急避難場所の取り扱いについて(お知らせ)
想定最大規模の浸水想定と指定緊急避難場所の取り扱いについて(お知らせ)
豊岡市では、洪水時の浸水想定に、計画規模降雨(1年の間に発生する確率が100分の1以下の降雨)を採用し、指定緊急避難場所を定めるなど、防災上の指針としています。
一方、2020年5月29日に兵庫県が管理する全ての河川で想定最大規模(1年の間に発生する確率が1000分の1以下の降雨)の浸水想定の公表が完了し、すでに公表済みの国管理河川の浸水想定と併せて、豊岡市内の国・県管理河川の全てで想定最大規模降雨に基づく浸水想定区域の公表が終わりました。
このため、想定最大規模に対応していない指定緊急避難場所の取扱いについて、下記のとおりお知らせします。
想定最大規模降雨に対応していない指定緊急避難場所を開設しない場合の基準
- 台風の上陸時に予想される中心気圧が900ヘクトパスカルを下まわり、豊岡市に大雨をもたらすコースを通ることが予想される場合
- 自主避難所(小学校区単位に1、2カ所早い段階で開設する避難場所)の開設時点で、気象台から計画規模降雨をはるかに超える雨量の予想が発表されている場合
想定最大規模降雨に対応していない指定緊急避難場所
施設名(地区) | 想定最大浸水深 注1 | 浸水の危険 注2 | 対象地区 | 近隣の指定緊急避難場所(参考) |
---|---|---|---|---|
JAたじま豊岡営農生活センター(新田) |
5.55メートル |
2階が 浸水 |
江本、今森 | 八条地区コミュニティセンター・八条小学校 |
納屋区会館(八条) | 5.01メートル |
2階が 浸水 |
納屋、上佐野 | 上佐野会館・八条地区コミュニティセンター・八条小学校 |
五荘地区コミュニティセンター | 5.90メートル |
2階が 浸水 |
上陰、中陰、高屋、 正法寺、滝、森津、新堂、岩熊、江野、 伊賀谷 |
五荘小学校、 豊岡北中学校 |
竹野南地区コミュニティセンター | 0. 85メート |
平屋建物 |
銅山、小城、二連原、森本 |
竹野南小学校 クリーンパーク北但 |
国府地区コミュニティセンター | 5.42メートル |
2階が 浸水 |
堀、野々庄、池上、 府中新、国府テラス、府市場 |
府中小学校 |
福住地区コミュニティセンター | 3.57メートル | 平屋建物 | 福住、鍛冶屋、弘原 |
出石B&G海洋センター、 福住小学校 |
注1:想定最大規模降雨時(流域平均総雨量:円山川水系 48時間あたり505ミリメートル、竹野川水系 24じかんあたり586ミリメートル)に直近の堤防が決壊した場合などの想定される浸水深を表します。
注2:浸水の危険については、一般木造建物における浸水危険(3.0メートル以上で2階が浸水)を目安に判断しています。
多様な避難方法について
風水害時に上記の避難場所へ避難を検討されている方は、開設されない場合に備えて、事前に複数の避難先を決めておき、早めに避難してください。
「指定緊急避難場所以外の避難先(例)」
安全な自宅・安全な親戚や知人宅・状況によってはホテルや旅館等の活用、安全な場所での短期間の車中泊 など
「最大規模降雨に対応していない避難場所」の看板表示について
各避難場所に掲示している看板に、下記のように記載します。
「この避難場所は、千年に一度の大雨には対応していません。」

想定最大規模降雨とは(千年に一度の大雨)
「想定最大規模降雨」は、当該河川に過去に降った雨だけでなく、近隣の河川に降った雨が、当該河川でも同じように発生するという考えに基づき、国において、日本を降雨の特性が似ている15の地域に分け、それぞれの地域において過去に観測された最大の降雨量により設定されています。
兵庫県では、この地域区分のうち下表の3地域区分を適用し、各河川において想定最大規模降雨が1,000分の1年確率以上になるよう設定しています。
なお、1,000分の1年確率の降雨とは、千年毎に1回発生する周期的な降雨という意味ではなく、1年の間に発生する確率が1,000分の1(0.1%)の降雨という意味です。毎年の発生確率は小さいですが、規模の大きな降雨であるということを示しています。
例えば、サイコロを6回振れば「1」が複数回出る場合があることと同じで、千年の間にその規模を超える降雨が複数回発生することもあります。
また、連続して発生することもあります。
No. | 地域区分の名称 | 適用地域 | 主な河川 |
---|---|---|---|
8 |
近畿
|
兵庫県のうち、明石川の河口点から、明石川水系に属する河川の流域および加古川水系に属する河川の流域の東側を経て、大阪府との交会点に至る線以東の地域ならびに明石川の河口点から南東に引いた線以東の島しょ部 |
明石川より東側 (猪名川、神崎川、武庫川) |
10 | 山陰 | 兵庫県のうち、由良川水系に属する河川の流域および円山川水系に属する河川の流域の南側端線以北の地域 |
但馬 (竹田川、円山川、矢田川、岸田川) |
11 | 瀬戸内 | 兵庫県(近畿および山に掲げる地域を除く。) |
明石川を含む西側 (明石川、加古川、市川、揖保川、千種川、洲本川、三原川) |
A
- 「計画規模降雨」とは「河川整備の目標とする降雨」のことで、河川の流域の大きさや災害の発生の状況などを考慮して、定めるものとされています。
- 例えば、県内の一級河川の主要区間においては、概ね100分の1~200分の1 年確率規模、その他河川ではおおむね30分の1~100分の1 年確率規模としています。
- 豊岡市の行政区別防災マップには、100年に一度の大雨で直近の堤防が決壊した想定に基づき、予想される浸水の深さを色分け表示しています。下部のリンクから確認してください。
注:豊岡市ホームページ「災害・防災」を参照してください。また、防災マップは「豊岡市 防災マップ」で検索、確認ができます。
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このページに関する問合せ
危機管理部 危機管理課 危機管理係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
問合せは専用フォームを利用してください。