雪についてのアンケート(集計結果)

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ページ番号1028066  更新日 令和5年11月22日

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雪についてのアンケート(集計結果)

 豊岡市立歴史博物館(但馬国府・国分寺館)では、2022年12月2日から2023年4月25日にかけて、神鍋高原でスキーの初滑りが行われてから100年という節目に合わせて、企画展「雪と人のくらし―神鍋高原スキー発祥100周年―」を開催しました。

 企画展に関連した雪についてのアンケートは、これまで経過を随時掲載してきましたが、今回一括した集計結果を公表します。

 今回のアンケートでは豊岡市内を中心に616人の方から回答をいただきました。協力いただいた皆さん、ありがとうございました。

1963年当時の牛乳の出荷風景(豊岡市伊賀谷)
三八豪雪の際の伊賀谷での牛乳の出荷風景(1963年)

回答された方の属性

 回答者616人のうち、599人は豊岡市内に現在住んでいる方でした。

 子どものころという意味で、10歳当時に豊岡市内(平成の合併後の新市の範囲)に住んでいた方は442人、養父市など豊岡市以外の豪雪地帯に住んでいた方は60人、京阪神など豪雪地帯以外に住んでいた人は53人でした。

 豊岡市内に限れば、現住所での在住歴の平均が44年(n=494)でした。このうち在住歴50年以上の人は232人、10年以下の人は46人でした。後者のうち、10歳のときに豪雪地帯以外に住んでいた人は17人でした。

 豊岡・三江・城崎・竹野南・中竹野・竹野・八代・三方・清滝・西気・弘道の各地区については、平日の日中に行われたイベントで回答を募ったことから、定年退職後の方の回答が特に強く反映されているとみられます。

雪が好きな人と嫌いな人

 子どものころは「雪が好きだった」という方は364人で全体の59%を占めました。

 これに対し、回答時点の現在において、「雪が好き」な人は105人(17%)に留まり、子どものころは雪が好きでも、大人になるにつれてそうではなくなる傾向が分かります。

 豊岡市内では「現在は雪が嫌い」という回答が290人(48%)を占め、三江地区や竹野南地区などでは60%以上の人が嫌いと答えました。スキー場がある西気地区では「好き」「嫌い」「どちらともいえない」が同数でした。

雪遊び

 雪だるま作りと雪合戦が多く、スノーボートと回答した人は極端に少ないという結果でした。

 10歳当時において豪雪地帯以外に住んでいた人では、いずれの雪遊びも豪雪地帯在住者よりも少なく、「雪遊びをしなかった」という回答も17人(32%)に上りました。

 自由記述で「きんかん」を挙げた人も複数いました。

行ったことのあるスキー場

 行ったことのあるスキー場では、2023年現在も営業しているアップ・奥神鍋・万場を挙げた人では498人(83%)で、比較的距離が離れた但東町の高橋地区でも19人(70%)があると回答しました。

 10歳のときに城崎地区に住んでいた16人のうち、9人(56%)が「桃島」を挙げて他の地区よりも突出して多く、当時の町民にとって身近であったことが垣間見えます。

大勢の人でにぎわう神鍋山麓のスキー場(1966年ごろ)
神鍋山麓のスキー場(1966年ごろか)
城崎スキー場(年代不明)
桃島にあった城崎スキー場(撮影時期不明)

大雪の目安

 12時間でどれくらいの雪が積もったときに「大雪」だと感じるかという項目は、「30cm」と「50cm以上」に分かれ、後者は清滝地区と西気地区で圧倒的多数を占めました。

 気象庁の観測所のある豊岡地区では「30~40cm」と「50cm以上」がともに7人(各41%)を占めました。気象庁のデータによると、豊岡では2017年1月23日0時から12時までに49cmの降雪量が観測されていますが、比較可能な2005年11月以降で12時間で50cm以上の降雪量が観測されたことはなく、実際の降雪量よりもやや深めの回答が多いとみられます。

 50cm以上の数値を答えた人は、在住歴が50年以上の層では101人(47%)と半数近くを占めた一方、10年未満では14人(30%)に留まりました。

雪への対策(あれば便利なもの)

 雪が深い年や大雪が降ったときにあれば便利なものとして、除雪機が434人(70%)を占め、消雪パイプ、屋根付き車庫がこれに次ぐ回答でした。

 除雪機は、豊岡市内での在住歴が50年以上の層では171人(74%)を占めた一方、在住歴10年未満の層では19人(41%)にとどまり、この層では屋根付き車庫が最多、消雪パイプがこれに次ぐ結果でした。

瀬戸での除雪風景(1963年)
三八豪雪時の瀬戸(1963年)
竹野町立三原小学校の様子(1984年4月7日)
竹野町立三原小学校「入学式の朝」(1984年4月7日)

雪にまつわる言葉

積雪に覆われた竹野の市街地
積雪に覆われた竹野浜と市街地

 雪に関係する言葉のうち、「海雪・浜雪」と「山雪」を聞いたことがある人はともに全体の62~63%を占め、降雪の地域差に関する言葉を聞いたことがある人が大勢を占めました。また、「里雪」も全体の50%の人が聞いたことがあると回答しましたが、これらの使い分けについてはよく分かりません。

 「ハップキ」は吹雪を意味する方言で、聞いたことがある人は市全体で67人(11%)に留まりましたが、竹野・清滝・西気の各地区では40~50%を占め、市の西側でやや多い傾向がありました。

雪の予兆

 聞いたことがある言い伝え等では、「秋にカメムシが多いと冬は雪が多い」を聞いたことがある人が533人(89%)と非常に多く、「雷は大雪の前兆である」がこれに次ぎました。

 豊岡市内での在住歴が50年以上の層では、「月夜に大雪が降る」が58人(25%)、「雪が多い年は豊作になる」が44人(19%)と、これら2項目は在住歴10年以下の層よりも10~20%程度多いという結果でした。

添付ファイル(集計結果)について

 掲載などの二次利用をする方は「豊岡市 提供」などと出典を明記し、公共性や品位を損なう恐れのある利用はせず、加工・改変後の資料を市が作成したような態様で公表しないでください。

 集計結果は以下の5種類があります。

  1. 回答時点での現住所をもとにした地区別の集計結果
  2. 10歳当時の住所をもとにした地区別の集計結果
  3. 豊岡市内で現住所での在住歴が50年以上の方と10年以下の方の集計結果
  4. 現在、雪が好きな方、嫌いな方、どちらともいえない方、それぞれの集計結果
  5. 自由記述

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