コウノトリ育む農法の紹介
おいしいお米とさまざまな生きものを同時に育み、コウノトリも住める豊かな文化・地域・環境づくりを目指し、平成15年度から「コウノトリ育む農法」に取り組んでいます。 この農法の一番の特徴は水管理にあります。冬期間も田んぼに水を張る冬期湛水(とうきたんすい)や、田植えの1カ月前から田んぼに水を張る早期湛水(そうきたんすい)などを行うことで、ほぼ1年を通して田んぼに水があり、コウノトリの餌となる多くの生きものを育んでいます。
無農薬栽培の様子
秋の準備作業(10月から11月ごろ)
堆肥(たいひ)や米ヌカなどの有機質資材を施用します。
冬水田んぼ(12月から2月末)
冬に田んぼに水を張りさまざまな生きものを育みます。
早期湛水(そうきたんすい)(4月から5月ごろ)
田植えの1カ月前から田んぼに水を張りさまざまな生きものを育みます。
田植え(5月から6月)
強い稲を作るため、1株あたり2本程度の中苗(ちゅうびょう)を植えます。
深水管理(ふかみずかんり)
雑草を抑えるため深水管理(ふかみずかんり)を行います(水深8センチメートル程度を維持します)。
除草作業(6月)
農薬を使用しないため、除草対策には大変な労力が必要です。
中干しの延期(6月下旬から7月上旬)
オタマジャクシに足が生え、カエルに変態したのを確認してから中干し作業を行います(慣行栽培より3週間程度中干し作業を延期)。
注:中干し…水田から、いったん水をなくし、田んぼを乾かすこと
生きもの調査(7月)
田んぼの中にいる生きものの種類や数を確認します。
田んぼの中で餌を捕るコウノトリ
多くの生きもので溢れる「コウノトリ育む農法」の田んぼには餌を捕りにコウノトリが舞い降ります。
収穫
安全・安心な「コウノトリ育む農法」で栽培された「コウノトリ育むお米」は全国500店舗以上(平成27年2月現在)のお店で販売されています。
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このページに関する問合せ
コウノトリ共生部 農林水産課 農業政策係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1127 ファクス:0796-24-8101
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