2023年度 エコなええことやってみよう!

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ページ番号1025555  更新日 令和6年3月29日

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第16回 「グリーンウォッシュ」に気を付けて(2023年4月号)

 皆さんは、グリーンウォッシュという言葉を知っていますか? 環境全般を意味する「グリーン」と、見せかけを意味する「ホワイトウォッシュ」を合わせた造語で、消費者へのイメージアップを目的に、あたかも環境に配慮しているように見せかけることを指します。
 例えば「ピュアでナチュラル」な商品として販売されていたおむつが、実は石油製品で作られていた事例や、ストローをプラスチック製から100%リサイクル可能な紙ストローに換えるものの、使用後全て廃棄されていた上に紙が厚すぎてリサイクルには向かないことが判明した事例などが挙げられます。どこを見せるか、どこを隠すか、企業の巧妙なアピールにより、私たち消費者が環境負荷の高い商品を誤って選択してしまう可能性があります。
 広告のイメージや表現を鵜呑みにせず、製造過程や数値を確認したり、商品ができるまでの背景を気にしたりすることで、本当に環境に配慮している商品かどうかを見分けることができます。生産者に都合の良いPRに惑わされず、一度立ち止まって判断できる力をつけたいものですね。

第17回 地球環境が自分ごとの若者たち(2023年7月号)

 今の学生たちは、ネットなどで環境問題の深刻さを知る機会が増えています。さまざまなことを知る中で、自分たちが生きる未来を思い、問題をより深刻に感じています。地球環境を自分ごととして考えている高校生の声を紹介します。

 Aさん「改めて大事だなと思ったのが田舎ならではの体験行事。大人も子どもも植物や生き物に触れ、自然の素晴らしさを体感することで、地球や自然を大事にできると思います。たくさんの市民に参加してほしいです」

 Yさん「雨で施設を移動する際に、1人が何枚も使い捨ての傘袋を使うところを見ました。施設によっては傘のしずく取り器があります。豊岡でも大型施設などに置ければと思いました。傘のシェアリングサービスも普及させてほしいです。駅や学校などにあれば助かるし、環境にも配慮ができて一石二鳥だと思います」

 Tさん「最近提供されている紙ストロー。使用時の違和感だけでなく環境にいいと思えず、今は”使わない”選択をしています」

 Oさん「表向き環境に良い行動や選択も、視点を変えるとむしろ悪いことがあります。小さな正しい環境配慮を日々やっています」

 私たち大人も、当たり前で気にしていなかったことを見直し、小さなコトをコツコツと行うことが大切だと、改めて実感しました。

第18回 健康な食べ物が地球を救う?(2023年10月号)

 私たちの健康は地球の健康と繋がっており、健康な食を選ぶことが地球環境にも良い「プラネタリーヘルス」という考え方があります。専門機関(EATランセット委員会)によると、80億人を超え、なお増え続ける人類が健康的に食事をし続けるためには、食べる頻度でみると、牛肉や豚肉は月に3回ほど、鶏肉・魚・卵は週に3回ほどにし、食事の大半を野菜で補う提案がなされています。

哺乳類の60%が家畜
 家畜たちが排出するメタンガスなどの温室効果ガスの量は、世界中の運輸・移動に使うエネルギーと同程度であり、さらに、家畜の飼養には多くの穀物や淡水も大量に消費されています。実は地球上の哺乳類の動物の36%が人間、野生動物はわずか4%で、残る60%が人間の生活に利用される家畜です。つまり人間が肉を食べる量を減らすだけでも、大きな環境貢献に繋がります。

さまざまな選択肢
 今ではスーパーで「代替肉」や「代替卵」が販売され、大手企業が「コオロギチップス(昆虫食)」を販売するようにもなりました。「地産」の食材は、運ぶ負荷も小さく新鮮でおいしいですし、「旬菜」はつくるエネルギーも少なく、その時期に必要な栄養が豊富です。「無農薬」の野菜はもちろん、地球にもやさしいです。

 このような視点を持って、健康な食を選んでみませんか。

 

第19回 暖かい家(2024年1月号)

 皆さんは「暖かい家」と聞くと立派な暖房設備をイメージされるでしょうか。暖房設備がしっかりしていても、隙間があると暖めた空気が外に逃げてしまいます。大切なのは、部屋の熱を逃がさないこと。そのために必要になるのが「断熱」です。熱の伝導量を減らすために使われる素材はさまざまあり、その厚みで効果が変わります。昔から和室に使う障子紙は、熱伝導が低く、薄いわりになかなかの実力です。家や学校にある紙の本が詰まった本棚も、断熱材の役割を果たしてくれます。珪藻土入りの塗り壁なども、部屋の冷暖房の効果を高めます。

最大の敵は窓
 
住まいの寒さの最大の敵は「窓」です。冬は熱の58%を窓から失っています。対策として、断熱シート、カーテンの活用、内窓を設置するなどがありますが、身近なダンボールなどを使う方法もあります。

扇風機で対流を
 知っておきたいのが「空気」です。空気は暖められると上に溜まり、放っておくと「頭寒足熱」の逆になってしまいます。そこで活躍するのが扇風機です。斜め上に向けて壁に当てると対流が起き、暖かい空気を反対側の天井から降ろしてくれます。

自分自身を暖かく
 最後にお願いしたいのが、家だけでなく「自分自身を暖かくすること」です。たくさん服を着る、鍋料理で体を温めるなど、さまざまな工夫によりエコで健康な冬を過ごしましょう。

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