2021年度 エコなええことやってみよう!

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ページ番号1017626  更新日 令和4年4月25日

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第8回 世界に広がるグリーンな時代(2021年4月号)

 〝普通の生活〟が特別な事だと気付かされたコロナ禍で「早く元の生活に戻りたい」と多くの方が願ったでしょう。でも本当に〝元通り〟で良いのでしょうか。今世界中が、コロナで停滞した経済を〝持続可能で地球にやさしい〟方法で立て直そうと動いています。その動きが、ヨーロッパを中心に広がっている「グリーン・リカバリー(緑の復興)」です。温室効果ガス削減に加え、大きな雇用、特に少ない環境負荷でも事業採算がとれる仕事(注:1)を生み出す効果があるとされています。この雇用、実は脱炭素の世界的潮流の中でコロナ禍以前から増加しています。例えば、2019年時点の再エネ産業就業者は世界で約1150万人。日本国内では27万人が携わっています(注:2)。環境優先の経営が広がれば、30年までに世界で3億9500万人の新規雇用を創出できる(注:3)とも言われており、グリーン・リカバリーによってさらにこの動きが加速する見込みです。
 本市も3月議会で50年二酸化炭素排出実質ゼロを表明しました。脱炭素と経済成長の両立に向け、私たち一人一人の〝持続可能で地球にやさしい〟生活が求められています。

注:1= グリーンジョブ( 緑の雇用)〔国際労働機関(ILO) 2007年定義〕
注:2=国際再生可能エネルギー機関( I R E N A )2020レポート
注:3=世界経済フォーラム(WEF)2020発表

第9回 想像してみよう、見えない水(2021年7月号)

 皆さんは日々の生活で、水をどの位使っていますか?料理に洗濯、お風呂等、まずは目に見える水を思い返しますよね。では「身の回りの物に、どこの水がどれだけ使われているか」意識したことはあるでしょうか。
 スマートフォン1台910リットル、ハンバーガー1個2400リットル、Tシャツ1枚2900リットル(注:1)。多くの製品、食品は原材料のライフサイクル(注:2)で大量の水を消費・汚染しています。地球温暖化が進むと雨量の地域差は拡大し、限られた水をめぐる紛争もさらに増えるでしょう。その中で多くの物を輸入に頼る日本は、自国では節約する水を他国では大量消費し、水問題を悪化させていると揶揄されています。水を使い過ぎない工夫として購買時の商品選択や食べ残し削減等、今日からできることはたくさんあります。7月7日、「クールアース・デー」(注:3)の七夕。天の川を眺めながら“見えない水”への配慮を考えてみませんか?

注:1 指標「ウォーターフットプリント(WF)」で算出した値。参考『いちばんわかる企業の水リスク』橋本淳司、誠文堂新光社、2014
注:2 その製品に関する資源の採取から製造、使用、廃棄、輸送など全ての段階。製品の生涯
注:3 地球環境の大切さを再確認し、地球温暖化対策を推進するための日として、主に国民運動「COOLCHOICE」を提案

第10回 木材利用から考えるエコ(2021年10月号)

 「木材はエコ素材」。聞いたことがある方もない方も、その理由をご存じでしょうか。例えば間伐材の利用。山林全体の4割を占める「人工林」は人によって作られた林で、整備しないと荒れていきます。間伐で樹木を適切に間引くことで残した木の生育を促し、豊かな水源を生み、草木が根を張ることで倒木・土砂崩れ防止に。つまり、間伐材を使うことは、健全な森林環境を整えることにつながります。また「カーボンニュートラル(注:1)」な特性から、木材は燃焼してもCO2を実質排出しない素材という事もエコな理由のひとつ。
 さらに、国産の木材を使うともっとエコです。遠い国から運んできた輸入木材は、輸送時にたくさんの化石燃料が使われます。日本は国土の67%が森林の世界第2位の森林大国なのに、実は年間に使用する木材の7割近くも輸入しているのです。「使わないなんてもったいない!」選べるならぜひ、地元の木材を。木材は建築材、割箸以外にも紙製品やお皿等にも活用されています。「間伐材マーク」がついた商品は、国内で採れた木材を使用して作られたものなので、このような認証製品を選ぶのも良いですね。本市も、市域の約8割が森林です。国・地域の木材を有効に使い、山や林業を守っていきましょう。

注:1 植物や植物由来の燃料でCO2が発生しても、植物の成長過程で吸収したCO2が大気中に戻るという考えから、CO2排出量は実質ゼロになるというもの

第11回 鍋利用で地球にやさしく(2022年1月号)

 「寒の内」と呼ばれ、1年で最も寒いとされるこの季節。家に帰ったら熱々の鍋料理を食べたいところです。
 この“鍋料理”、実は調理の過程がエコだという事にお気付きでしたでしょうか。
まずは材料選びと下ごしらえ。自由な発想が利く鍋料理だからこそ、今ある冷蔵庫の食材を無駄にせずに調理できます。例えば白菜に時々ある黒いぶつぶつはポリフェノールで栄養豊富とご存知でしたか。食材を知ることや組み合わせの工夫で「食材丸ごと調理」を目指しましょう。
 次に加熱。鍋底からはみ出ない程度の炎で温めると余分なエネルギーを削減できるため、効率的に加熱することができます。また、鍋ぶたを利用することで熱効率が高まり、2割少ない熱エネルギーで調理できるようになります。
 保温調理や余熱調理などは火を消して調理するので、使う熱量も少なくて済みます。加熱後の食材は冷めていく時に味が染みるので、おでん等にもおすすめの調理法です。料理が出来上がる頃には蒸気で室温も上がり、暖房を控えめにできるかもしれません。
 こころも身体もぽかぽかの鍋料理を、この冬も楽しみましょう。食べ残しにも気を付けて……。

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