2022年度 エコなええことやってみよう!

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ページ番号1021503  更新日 令和5年3月24日

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第12回 「脱炭素」って何?(2022年4月号)

 最近よく耳にする「脱炭素」。炭素とは、地中内にあるよく燃える素材、つまり石油や石炭などの事です。それらを活用してきたことで経済が発展し、恵まれた便利な暮らしが成り立ってきました。しかし、石油や石炭を燃やす際に発生する二酸化炭素が、地球温暖化や災害につながる気候変動の原因となっています。この事実を深刻にとらえ、炭素を使わない暮らし方を世界全体で考え実行していきましょう、という考え方が「脱炭素」です。
 ただ、脱炭素は国や企業が大規模に取り組むことで、自分たちに貢献できるようなことはほとんどない、という印象ですが、実は私たちにできることはたくさんあります。
 家庭から出る二酸化炭素の排出量はとても多く、一人一人が暮らし方に気を付ければ二酸化炭素の排出を大幅に抑えることができます。さらに、二酸化炭素だけでなく生活にかかる費用も抑えることができます。
 例えば、エアコンは部屋を出るより早めに切る。天井に溜まる暖かい空気は扇風機で落とす。お風呂には続けて入る。移動する際は公共交通機関を利用する。車を使うのなら相乗りしたり、道路が空いている時間に通勤する。 
 エネルギーの使用を減らして、お金にも地球にもやさしい暮らし方をしてみませんか。

第13回 夏と相性がいい太陽光発電(2022年7月号)

 嫌な暑さが続くのに、値上がりが続く電気代の負担が気になります。かといって、エアコンの温度設定を高めにするのはつらいし、無理はしたくありません。そこで活躍するのが太陽光発電。夏は太陽の位置が高く、光も熱も屋根に降り注ぎます。日中に発電した電気をそのまま使うことで高い電気代の削減になりますし、二酸化炭素を排出しないため、地球にとっても優しいです。また、蓄電池と併用すると電気をためておくことができ、日中に発電した電気を夜間に使うこともできます。
 さらに、太陽光パネルの設置は熱を遮断する「遮熱」の効果も得られます。屋根の持つ熱は断熱層も含め一定の量が2階に伝わり、床や天井を通じて1階にも影響していきますが、それらを少し抑えることにもつながります。
 また、設置して驚くのが、発電量と電力使用量をリアルタイムで見ることができるモニター。例えば、暑い日に使いがちなエアコンのパワフル運転はエネルギーを多く使うため、発電した電力も一気に消費してしまいます。
 発電した電気は余れば売電し収入に充てることができるので、モニターを見ることで極力電力を消費しないエコな生活を心掛けるきっかけにつながります。
 設置価格も下がり、電気代の削減で早朝に元が取れるようになった太陽光発電との暮らしで、地球にも経済にも優しい暮らしをしてみませんか。

第14回 「R」ではじまるごみ削減アクション(2022年10月号)

10月は「3R推進月間」です。実はごみのことを考える時のキーワードを英語で表すと、偶然「R」で始まるものが多いんです。
 一般的に言われるリデュース(発生を減らす)、リユース(繰り返し使う)、リサイクル(再生して利用)の他に、リフューズ(不要なものをもらわない)、リペア(修理する)、リバイ(再生品を購入)、レンタル(借りる)、リフォーム(改善・改良)、リスポンシビリティ(最後まで責任を持つ)等の言葉があります。そして新しい言葉が「リニューアブル(Renewable)」。使い捨てになってしまう容器などを、せめて再生可能な素材にする行動です。「R」ではじまる、これらの素敵な選択や行動は、全てごみを減らすことにつながります。豊岡には幸いごみ焼却場があり、つい遠慮なくごみを出してしまいがちですが、国内にはごみ焼却場を新設できない事をきっかけに削減の努力をして、世界的にも注目されている自治体があります。そもそも余計なものを買わないのが一番。自分にとって本当に必要なものかどうかを考える「リシンク(Rethink)」の意識が大切です。長く使える物を選び大切にする。お金を物だけでなく心が喜ぶサービスや、良いモノを作っている方への応援に使うという心持ちも大切な
のかもしれません。
 最近リユースショップも増えていますが、手放しにくい思い出の品は、写真だけを残すようにして、使ってくれる人にバザーなどで譲ることで、幸せが循環するかもしれませんね。

第15回 プラスチックとのつき合い方(2023年2月号)

「プラスチック」は、この70年、私たちの暮らしを劇的に便利に、衛生的にしてくれました。しかし、安く手軽な反面、簡単に丈夫に作れてしまうため、なかなか分解されません。街なかに捨てられ、目に見えなくなる程小さくなったプラスチック(マイクロプラスチック)は、水路や川をつたい、海まで流れつき魚や鳥などの動物が食べてしまうだけでなく、私たち人間も、水や空気中にまで飛散したプラスチックを摂取してしまっています。最近の研究では、人の血液中からプラスチックが見つかり、体内から排出されず循環していることも分かりました。さらに、化石燃料から作られるプラスチックは、作る時、燃やす時、リサイクルする時、CO₂を排出しています。プラスチック由来のCO₂排出量は2012年時点で3億9000万トンと言われており、プラスチックの生産が年々増えている現在では、CO₂の排出が更に増加していると予測できます。
 環境や生態系に負荷をかけているプラスチックを、今から一気に減らすことは難しいことかもしれません。ですが、1人年間200本も購入しているペットボトルや、容器や包装の使用をできるだけ控えたり、石油以外の素材や自然素材の製品を選んだり、適切な分別を行うなど、一つ一つの行動を積み上げていくことで、次世代や未来の地球環境を守る大きなアクションへとつながります。
 無理のない範囲で構いません。自分にできる行動や工夫、選択を生活の中に取り入れてみましょう。

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コウノトリ共生部 コウノトリ共生課 脱炭素推進室
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9136 ファクス:0796-24-7801
問合せは専用フォームを利用してください。