「マイ避難カード」を作りましょう~事前にできる風水害への備え~
自然災害では「自分の命は自分で守る」ことが大原則です。
近年、台風や大雨によって、全国各地で大きな被害が発生している中、逃げ遅れによる犠牲にならないよう、一人一人の主体的な避難行動がますます重要になっています。
「マイ避難カード」とは
「マイ避難カード」とは、一人一人ができる風水害への備えとして、
- 「どこに」(避難先)
- 「いつ」(避難のタイミング)
- 「どのように」(避難する方法)
などを事前に考えておき、カードにまとめたものです。
風水害などの災害の危険が差し迫った状況の中で、「どこに」、「いつ」、「どのように」避難するかを判断することは簡単ではありません。
平時から防災マップなどを確認し、自分自身(世帯)の避難行動をあらかじめ決め、カードに書き記しておくことで、いざという時の速やかな避難行動に役立てることができます。
「マイ避難カード」作成支援動画
「マイ避難カード」のつくり方
ステップ1 自宅の災害リスクを確認し、避難場所を決めましょう
避難とは「難」を「避」け、災害から命を守る行動です。
避難先は、市の指定緊急避難所だけではありません。安全な場所にある親戚や知人宅、ホテルや職場、車中泊などさまざまな避難先があります。下の図を参考にして、防災マップで想定される自宅の災害リスク(浸水想定区域、土砂災害警戒区域)を確認し、事前にどこに避難するかを具体的に決めておきましょう。
ステップ2 「避難を開始するタイミング」を決めましょう
逃げ遅れを防ぐため、下の図を参考にして、避難先への避難を開始するタイミングを、あらかじめ確認しておきましょう。
ステップ3 「誰と・どのように、避難するか」を決めましょう
「誰と」は、同居家族のほか、親戚・知人、近所の方、介護サービスなど、自分や家族の状況に合わせて検討しましょう。
「どのように」は、避難先までの移動手段、安全な経路、避難に要する時間等を検討しましょう。
ステップ4 「非常用持ち出し品」を準備しましょう
災害時、必要なものは自分や家族の状態によって異なります。
自分や家族にとって必要なものが何かを想定し、事前に準備しておきましょう。
《参考》
- 「非常用持ち出し品」は、災害時に避難場所に持っていく最低限の物資(1~2日分)
- 「備蓄品」は、停電や断水時に家で避難する際に使用する物資(3日程度、できれば1週間分)
ステップ5 「マイ避難カード」に記入し、掲示しましょう
ステップ1~4で決めた内容を「マイ避難カード」に記入しましょう。
普段から目に留まる場所に貼ったり、財布に入れて持ち歩いたりして、いざというときにすぐに見られるようにしておくことが大切です。
留意事項
- 「マイ避難カード」どおりに行動すれば必ず安全ということではないことに留意する。(あくまでも行動の目安とする。)
- 昼と夜を想定し、それぞれの避難方法を検討する。
- 家族全員が安全に避難できる時間、方法を検討する。
- できるだけ被災の可能性のあるエリアを避けた避難ルートを検討しておく。
- 車を使って避難する場合は、道路の冠水など、危険を伴う避難を回避するため、避難場所までの移動時間を考慮し、早目に避難する。
- 万が一、逃げ遅れた場合、屋外に避難することが明らかに危険な際は、緊急的に自宅などの2階以上(斜面と反対側の部屋)などへ避難するという選択もあり得る。
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