2020「植村直己冒険賞」受賞者は稲葉香さん!
2020「植村直己冒険賞」の受賞者を発表しました!
秘境の地 西ネパール 厳冬のドルポ越冬122日間
2021年4月5日、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で、2020「植村直己冒険賞」受賞者発表の会見を行いました。今回は2020年に日本人が挑んだ116件の冒険行の中から、秘境の地である西ネパールのドルポでの越冬122日間を実現させた稲葉 香(いなばかおり)さんが受賞されました。
東京での会見の様子は、豊岡市役所にも中継され、地元報道関係者からの取材にも応じました。
本賞の授賞式は2021年6月5日(土曜日)に日高文化体育館で行う予定です。冒険賞の授与の他、稲葉さんの記念講演も行います。皆さん、ぜひお越しください。
稲葉 香さんプロフィール
1973年5月1日、大阪府東大阪市生まれ。美容師。1997年から旅に出るライフスタイルを続ける。ベトナムから始まり東南アジア、インド、ネパール、チベット、アラスカを放浪し、旅の延長で山と出会う。18歳でリウマチが発症し、山に登るなど想像もできなかったが、ヒマラヤトレッキングにより自然治癒力に目覚め、山に登るまでに復活した。再発と復活の繰り返しの中、河口慧海師の足跡ルートに惚れ込み歩き続け、2007年西北ネパール登山隊(故・大西保氏)の遠征の参加をきっかけに西ネパールに通い始める。現在、大阪府南河内郡千早赤阪村を拠点に、都会と山生活のバランスを保ちながら、ヒマラヤに通っている。
冒険概要
ドルポとは、西ネパール・アンナプルナ(標高8,091m)の北西に位置するエリアで、四方を標高5,000m以上の峠で囲まれた平均高度およそ4,000mの場所である。冬は完全に隔離されてしまう場所で、そこには村が点在しており、今も人々が厳しい環境の中でたくましく生活している。ドルポは、かつては西チベットに属しており、チベット文化が根付いている地域である。
冬、この地ドルポはどうなっているのか?厳しい自然環境の中、厳冬期の人々の生活は?山々はどんな景色を見せてくれるのだろうか?冬のドルポへの想いは募る一方で、なかなか決心できなかったが、2018年ネパール最北西部のフムラ地方の単独キャラバンを敢行、2週間の無人地帯を含む1カ月の遠征を、自分でルートを見出して行ったことで、数年前から描いていた極寒のドルポ越冬を実行した。
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