クレジットカードの利用明細は必ず確認しましょう

市広報2020年9月号(8月25日発行号)から

　国の政策であるキャッシュレス・消費者還元事業が2020年6月30日で終了しました。この政策をきっかけに、クレジットカード決済を始めた人は多いのではないでしょうか。また、新型コロナ感染拡大の影響で日常生活が制限されたことからネット通販を利用し、支払い方法としてクレジットカード決済を選択する人も多いと思います。
　皆さんは、カードの利用明細を確認していますか。

 

相談事例

　カード利用明細に覚えのない事業者から1万円の請求があることに気づいた。以前の利用明細を確認すると、3カ月前から同じ業者名で毎月請求されていることが分かった。（60代 男性）

　

　カード利用明細を確認したら、全く心当たりがないサービスや店舗から請求があり、カード会社に調べてもらったら不正利用だったというトラブルは増えています。事例の場合、カード会社の調査で不正利用と判断され、直近の3カ月分は請求を取り消されましたが、4カ月前の請求はカード会社の補償期間を過ぎていたため取り消されませんでした。

アドバイス

　カード会社やカードの種類によって異なりますが、クレジットカードには保険が付帯されていることが多く、不正利用されても一定期間は補償されることがあります。しかし、この期間を過ぎてしまうと、実際に不正利用があったとしても補償を受けることができません。

　利用明細（最近では郵送以外にもWEBやアプリで確認できるものもあります）が送られてきたら、カード利用控えとつき合わせて内容を確認し、違う利用や覚えのない利用があればすぐにカード会社に連絡しましょう。

《豊岡市消費生活センター》

• 相談受付　月曜日～金曜日（祝日・年末年始を除く）午前9時～午後4時
• 相談場所　生活環境課内
• 電話相談　21-9001