フリマアプリのトラブルに注意

市広報 2019年7月号（6月25日発行号）から

　フリマアプリは、スマートフォンなどを使い、インターネット上で実際のフリーマーケットのように個人同士が品物を売買できるサービスです。利用が広がるにつれ、トラブルも増えています。
 

相談事例

1. フリマアプリで化粧品を購入。事前に代金を出品者の銀行口座へ振り込むよう指示され振り込んだが、商品が届かない。
2. フリマアプリに出品した子ども服を発送したが、購入者から「商品が届かない」と苦情を受けた。

 

フリマアプリの仕組み

　購入者がアプリ運営会社に商品代金を支払い、商品が購入者に届いたことを確認してから、運営会社が出品者に代金を送金する仕組みの仲介サービスが通常です。この仕組みにより「代金を支払ったのに商品が届かない」といったトラブルが起きにくくなっています。
　事例1のように運営会社が定めた決済方法を利用せず、出品者に直接支払うと解決することは困難です。絶対に行わないようにしてください。また、事例2のように出品者側にもトラブルが起きており、利用者同士のルール順守が求められています。
 

アドバイス

　アプリ運営会社によっては、トラブルがあった場合、利用規約により取引のキャンセルなどのサポート制度を設けていることもありますが、フリマアプリでは基本的に個人同士の取引です。当事者間でトラブルの解決を図ることとなります。利用前には「規約をよく読む」「疑問点は出品者に直接質問する」「商品の発送には追跡が可能な方法を取る」ことを心掛けましょう。

 

《豊岡市消費生活センター》

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