2023年(令和5年)4月1日から 水道料金を改定します

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ページ番号1018400  更新日 令和4年11月1日

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 上下水道料金(水道料金・下水道使用料)は5年ごとにその期間の適正な水準を検討しています。現在の水道料金は2011年に改定を行い、その後据え置いていましたが、その間、人口減少などにより有収水量(料金の対象となった水の量)は15%減少し、経営努力だけではカバーできなくなりました。また、施設の老朽化も進み、布設した水道管の耐震化が課題となっています。

 このため、昨今の厳しい経済状況の中ですが、水道料金の改定を来年(2023年)4月1日から利用者の皆様にお願いすることといたしました。水道事業の健全な経営の確保のため、ご理解とご協力をお願いします。

 なお、下水道使用料は据え置くこととしています。

 

 また、今回の料金改定の内容について、説明付き動画も作成しましたので、併せてご確認ください。(動画は豊岡市YouTubeチャンネルから視聴可能です)

来年4月から料金表はこのように変わります(金額は税込み)

 基本料金(使用水量にかかわらず支払う料金、1月につき)

区分

現行単価

 新単価

比較

メーター

口径

13ミリメートル

704円

1,056円

+352円

20ミリメートル

1,408円

2,090円

+682円

25ミリメートル

2,860円

4,257円

+1,397円

40ミリメートル

10,010円

14,850円

+4,840円

50ミリメートル

15,620円

23,210円

+7,590円

75ミリメートル

40,700円

60,830円

+20,130円

100ミリメートル

77,000円

114,950円

+37,950円

従量料金(1カ月の使用水量に応じて支払う料金、1立方メートルにつき)

用途

現行単価

 新単価

比較

一般

1~10立方メートル

66.0円

82.5円

+16.5円

11~20立方メートル

132.0円

137.5円

+5.5円

21~30立方メートル

137.5円

143.0円

+5.5円

31~50立方メートル

154.0円

154.0円

51~100立方メートル

214.5円

214.5円

101立方メートル ~

220.0円

220.0円

公衆浴場

71.5円

77.0円

+5.5円

豊岡中核工業団地

77.0円

82.5円

+5.5円

城崎町湯島財産区営浴場

132.0円

143.0円

+11.0円

  • 新料金は2023年4月1日以降の使用分に対して適用します。
  • 水道料金は2カ月に1回水道メーターを検針し、その期間の使用水量を2で割って1カ月の料金を算出します。使用期間が2023年4月1日をまたぐ場合は各日の使用水量を均等とみなし、日割で按分計算します。

料金見直しの考え方

  • 料金算定期間は2022~2026年度の5年間です。
  • 将来の投資費用である「資産維持費」を料金の中に含めています。
  • 料金収入に占める基本料金の割合が3分の1になるよう設定しています。
  • 従量料金は30立方メートルまでの単価を見直し、区分ごとの単価差を小さくしています。

料金の計算方法

水道料金 = 基本料金 + 従量料金(1円未満切り捨て) 

 エクセルを利用できる環境の方は、次のエクセル表で試算できます。

計算方法

(例)水道メーター口径が13ミリメートル、1カ月の使用水量が23立方メートルの場合

  • 基本料金
    1,056 円(A)(現行704円)
  • 従量料金
    1~10立方メートル 82.5円×10立方メートル=825円
    11~20立方メートル 137.5円×10立方メートル=1,375円
    21~30立方メートル 143.0円×3立方メートル=429円
    計2,629円(B)(現行2,392.5円)
  • 水道料金
    (A)1,056円+(B)2,629円=3,685円(現行3,096円)

 お使いの水道メーター口径、1カ月の使用水量は、検針時にお配りする検針票(水道使用量等のお知らせ)で確認できます。

お知らせ票

(参考)水道メーター口径13ミリメートルの場合の来年4月からの上下水道料金(金額は税込み) 

使用水量 区分 現行料金 新料金 差額 引上率
10立方メートル 水道 1,364円 1,881円 517円 37.9%
下水道 1,540円 1,540円
合計 2,904円 3,421円 517円 17.8%
20立方メートル 水道 2,684円 3,256円 572円 21.3%
下水道 3,410円 3,410円
合計 6,094円 6,666円 572円 9.4%
30立方メートル 水道 4,059円 4,686円 627円 15.4%
下水道 5,280円 5,280円
合計 9,339円 9,966円 627円 6.7%
40立方メートル 水道 5,599円 6,226円 627円 11.2%
下水道 7,425円 7,425円
合計 13,024円 13,651円 627円 4.8%

水道料金改定について

水道事業は独立採算制

 水道事業は地方公営企業として、原則として独立採算、すなわち、経営に要する経費は経営に伴う収入(水道料金)をもって充てなければならないとされています。(地方財政法、地方公営企業法)

 なお、性質上当該公営企業の経営に伴う収入をもって充てることが適当でない経費や、特に認められた経費については他会計からの繰入が認められています。

水道料金設定の考え方

 上記のことから、水道料金は独立採算で経営を維持できる水準に設定する必要があります。具体的には、能率的な経営の下における適正な原価(経営に要する費用)を基準に、事業の健全な運営を確保するために必要な費用(資産維持費)を加えた「総括原価」を算定し、総括原価と料金収入総額が一致するように設定します。

  • 資産維持費…施設の更新(再取得)価額が機能向上の必要性や環境基準の強化、物価上昇などで高騰し減価償却費では賄えない場合や借金の返済に用いるための資金

水道料金の改定が必要と判断した理由

 市ではこれまで組織再編による職員数の削減や業務の民間委託、施設の統廃合、施設更新時のダウンサイジング等により経費削減に取り組んできました。今後もさらなる経費削減に取り組んでいきますが、現行料金のままでは、現在の料金算定期間(2022~2026年度)内に水道料金で賄うべき費用が確保できない見込みです。借金返済の資金も確保できないため、施設の更新時に再度多額の借金をせざるを得なくなり、そうなると、将来の世代に負担を先送りすることになります。

 市は、第三者機関である豊岡市公営企業審議会の答申を踏まえ、水道料金の改定が必要と判断しました。

現行料金の場合の2022~2026見込み

料金改定までの経緯

 コロナ禍により改定検討を1年延期し、豊岡市公営企業審議会において、2021年4月から検討を始めました。2022 年4月からの改定を昨年12 月議会に提案しましたが、1月以降の猛烈なコロナ感染拡大を受けて議案をいったん撤回し、市内の経済状況を考慮する中で、値上げを1年延期する議案を6月議会に提案し、可決されました。

時期 内容
2020年4月
  • 2021~2025年度の上下水道料金の検討を行う計画だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、検討を1年程度延期することを決定
2021年4月26日
  • 豊岡市公営企業審議会に対し「今後の水道料金・下水道使用料のあり方について」諮問
  • 以降、9月30日まで計8回の審議会を開催
2021年9月30日
  • 豊岡市公営企業審議会から答申
 水道料金は見直し、下水道使用料は据え置きが適当

 

2021年10月~11月
  • 答申を受けて市の方針を決定
  • 水道料金は2022年4月1日から改定。単価は2022~2026年度の料金総収入額が約17.3%増加するよう見込んで設定
  • 下水道使用料は据え置き
  • 議員説明会の開催(10月26日、11月1日)
  • 市議会全員協議会において説明(11月16日)
  • 市民説明会の開催(11月1日~11日、市内6カ所)
  • パブリックコメントの実施(11月1日~15日)
2021年12月
  • 市議会(令和3年12月定例会)において料金改定を提案 → 継続審査に
2022年2月
  • 1月以降の新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染急拡大による市内経済や市民生活への影響を考慮し、施行時期等の再検討が必要であると判断して市議会(令和4年2月臨時会)において議案の撤回を申し入れ → 承認
2022年5月
  • 撤回後、感染状況等を見ながら再検討して方針を決定
  • 料金改定の必要性と現在の社会情勢や市民生活を考慮し、改定時期を1年延期して2023年4月1日からとする
  • 値上げ内容は令和3年12月定例会提案と同じとする
  • 市議会全員協議会(5月13日)において説明
  • 春季市政懇談会(5月13日~27日、市内6カ所)において水道事業の現状等について説明
2022年6月
  • 市議会(令和4年6月定例会)において再検討案での料金改定を提案 → 可決

 これまでの検討状況等の詳細は以下のリンク先等を参照してください。

水道事業の課題と今後の取り組み

課題1 水需要(料金収入)が減少しています

今後の取組み:施設規模を縮小し、維持管理費の効率化に取り組みます 

 水需要および水道料金収入は主に人口減少に伴い減少を続けており、今後もその傾向は続く見込みです。このため、やむなく料金改定をお願いすることになりましたが、市ではこれまでに、料金等賦課徴収業務や浄水場運転管理業務等の民間委託や、組織再編による職員数の削減等を行ってきました。また、日高町小河江飲料水供給施設、但東町水石浄水場など、施設の統廃合による経費削減に取り組んできました。

  • 今後、施設改修に併せた城崎給水区の統廃合のほか、日高給水区の再編の検討を進め、さらに施設規模を縮小し、維持管理費の効率化に取り組みます。
  • その他、近隣市町との連携など、さらなるコスト縮減・業務効率化について、検討・実施していきます。

給水人口と有収水量の推移と見込み

  • 有収水量…料金収入につながった水の量
  • 給水人口の将来見込みは「豊岡市水道ビジョン」からの推計

課題2 施設の老朽化が進んでいます

今後の取組み:適切に施設の更新を行い、併せて耐震化を進めます

 過去に集中的に整備した水道管などの施設の老朽化が進み、漏水・断水などの事故が発生するおそれが高くなるため、適切に更新を進めます。

漏水画像

 毎年、全国各地で地震が発生していますが、豊岡市の基幹管路の耐震化率は16.8%と、全国平均40.9%を大きく下回っています(2019 年度末現在)。このため、老朽化した施設の更新と併せて耐震化を進め、地震時の生活用水・消火用水の確保に努めます。

古い管と耐震管の違い

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このページに関する問合せ

上下水道部 水道課 水道経理係
〒668-0061 豊岡市上佐野1788番地の3
電話:0796-22-5377 ファクス:0796-24-2985
問合せは専用フォームを利用してください。