避難確保計画に基づく避難訓練の実施について
水防法に基づく浸水想定区域や土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域内にある要配慮者利用施設(社会福祉施設、学校、医療施設等て防災上の配慮を要する方々が利用する施設)で、市地域防災計画で指定されている施設は、避難確保計画の作成、避難確保計画に基づく避難訓練の実施、市への訓練実施報告が義務化されています。
訓練を実施した際は、おおむね1カ月以内に訓練実施報告書を豊岡市へ提出してください。
避難確保計画の実効性を高めるため、避難訓練後は訓練の振り返りを行い、課題などがあった場合は必要に応じて計画の見直しを行ってください。
なお、見直しにあたって不明な点などがある場合は、連絡してください。
計画の見直しを行った場合は、豊岡市危機管理課へ計画を提出してください。
要配慮者利用施設の詳細は、下部の「要配慮者利用施設における避難確保計画の作成等について」を確認してください。
訓練の実施ポイントについて以下の「避難確保計画に基づく避難訓練の実施のポイント」にまとめていますので、この資料を参考に避難訓練に取り組んでください。
訓練実施のポイント(概要)
訓練をおこなう前に
避難確保計画の確認
訓練前に、必ず施設の避難確保計画を確認し計画に基づく訓練を実施してください。
- 施設の災害想定
- 役割分担
- 体制判断基準のタイミング
- 避難場所と避難経路 等
防災情報を理解する
段階的に発表(発令)される防災情報の意味と、その情報を受け取ったときに取るべき行動について知っておく必要があります。
まず、必ず職員全員で「段階的に発表される防災情報と要配慮者利用施設の主な行動」で防災情報の意味、取るべき行動について確認してください。
訓練計画を立てる
なんとなく訓練を実施するということのないように訓練計画を作成し、なぜこの訓練を行うのか、職員だけでなく児童、生徒など参加者で共通認識を持って行いましょう。以下の項目は決めて訓練を実施しましょう。
- 訓練の実施時期
- 目標(目的)を設定する
- 実施する訓練の種類
- 参加者の設定
- 想定する災害シナリオの設定
- 訓練時の職員等の役割
- 避難時間の確認 等
訓練の種類
避難訓練は、施設利用者を立退き避難先に移動させる訓練だけに限らず、情報伝達訓練や避難経路を確認する訓練、装備品や持ち出し品を準備する訓練、図上による訓練など様々な種類の訓練があります。
比較的取り組みやすい訓練から実施する方法や、全ての訓練を一度に行うのではなく別日に分けて実施する方法、様々な種類の訓練をローテーションで実施する方法など、工夫しながら継続して取り組みましょう。
- 立ち退き(水平)避難訓練
避難確保計画に定めた施設外の避難先に立ち退き(水平)避難する - 屋内安全確保(垂直)訓練
避難確保計画に定めた施設内の避難先に垂直避難する - 避難経路の確認訓練
避難確保計画に定めた避難先、避難経路の安全性等について確認
防災マップで避難経路の災害想定を確認したうえで、実際に避難経路を歩き危険個所がないか確認 - 情報収集伝達訓練
避難確保計画にある体制判断基準となる情報(気象庁HP、河川水位、土砂災害危険度)の収集方法を確認
また、収集した情報を職員間で共有する方法や、利用者、保護者への伝達方法について確認 - 設備や装備品、備蓄品、持ち出し品等の確認訓練
避難に必要な設備、装備品、備蓄品や持ち出し品の点検と使用方法の確認と増強 - 図上訓練
避難確保計画に定められている事項を点検し、適切に避難できることを確認
訓練が終わったら
訓練の振り返り
訓練実施後は職員で訓練の振り返りを行ってください。職員の配置や体制確立タイミングの見直しなど計画の見直しを行うことで計画がより実効性の高いものとなります。
訓練結果報告
避難訓練実施報告書に必要事項を記入し、豊岡市危機管理課へ提出してください。
訓練実施例
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このページに関する問合せ
危機管理部 危機管理課 危機管理係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
問合せは専用フォームを利用してください。