雪崩から身を守りましょう!
日本の面積の半分以上が、豪雪地帯として指定されている日本では、毎年のように雪崩災害が発生しており、特に、豪雪であった昭和56年および昭和59年、平成18年に新潟県や秋田県で集落雪崩災害が発生しました。
豊岡市も、豪雪地帯対策特別措置法(昭和37年4月5日法律73号)第2条の規定により豪雪地帯に指定されています。
雪崩災害から人命を守るため、国土交通省による雪崩対策事業が実施されていますが、スキー場や冬山での雪崩災害も考えられます。雪崩や雪崩危険箇所について知り、雪崩災害から身を守りましょう。
雪崩とは
雪崩とは、山腹の斜面に積もった雪が、重力の作用によって下の方に滑り落ちる現象で、大きく分けて表層雪崩と全層雪崩があります。それぞれの特徴は次のとおりです。
表層雪崩
表層雪崩は、気温が低く、降雪が続く、1~2月の厳寒期に多く発生します。古い積雪面に降り積もった新雪が滑り落ちる雪崩で、雪崩の速度は時速100~200キロメートルと新幹線並みのスピードになり、破壊力が強大で被害範囲も広くなります。
全層雪崩
全層雪崩は、斜面の固くて重たい雪が、時速40~80キロメートルと自動車並みのスピードで、地表面の上を流れるように滑り落ちる雪崩です。真冬にも発生しますが、特に春先の融雪期など気温が上昇したときに多く発生します。これは、春になって気温が高くなると雪解けが進み、融雪水が積雪層を浸透して地面に達し、滑りやすくなるためです。
雪崩が発生しやすい危険箇所は?
雪崩はスピードが速く、発生に気付いてから逃げることはほぼ不可能です。雪崩災害から身を守るためには、雪が積もる前から、雪崩が発生しやすい危険箇所を知っておくことが重要です。
急な斜面
一般的に、傾斜が30度以上になると雪崩が発生しやすくなり、傾斜が35度から45度が最も危険と言われています。これらの急斜面に注意しましょう。
低木林やまばらな植生の斜面
中高木が密に生えている斜面では雪崩が発生しにくく、低木林やまばらな植生の斜面では雪崩発生の危険が高くなります。笹や草に覆われた斜面などは裸地よりも危険です。
雪崩危険箇所は兵庫県CGハザードマップで確認することができます。
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このページに関する問合せ
危機管理部 危機管理課 危機管理係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
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