2020年国勢調査結果による豊岡市の若者回復率の公表
2020年若者回復率の計算結果について
若者回復率とは、20歳代の転入超過数の10歳代の転出超過数に対する比率を表したもので、豊岡市が独自で計算している指標です。
このほど、2020年国勢調査の結果が公表されましたので、これに基づき最新の若者回復率を公表します。
- 男性は、10代が1,073人の転出超過、20代が446人の転入超過、若者回復率41.6%です。前回(2010年→2015年)が52.2%だったので、前回から10.6ポイントのマイナスです。
- 女性は、10代が990人の転出超過、20代が282人の転入超過、若者回復率28.5%です。前回が26.7%だったので、1.8ポイントのプラスです。
- 男女合計は、10代が2,063人の転出超過、20代が728人の転入超過、若者回復率35.3%です。前回が39.5%だったので、4.2ポイントのマイナスです。
年齢性別純移動数(2015→2020年)
中嶋圭介さん(神戸市外国語大学准教授、豊岡市地方創生戦略会議副座長)作成
2020年若者回復率の分析について
男性の若者回復率
2015年国勢調査結果による数値から大幅に低下したのは外部要因によるもので、2015~2020年期間の大半で日本全体の景気・雇用が好調であったため、大都市・大企業の若者人材の需要が大きく、男性の流出が拡大したものと考えられます。
女性の若者回復率
- 女性の転入・転出による人口の増減は、男性に比べると日本全体の景気や雇用の状態に左右されにくく、日本人女性だけの傾向として見るなら、前回とほぼ一定で推移していると考えられます。
- 外国人の移動の影響が考えられます。近年、市内企業の技能実習生の受け入れが急増しており、実習生が集中する20歳代の外国人住民の転入超過が、回復率の顕著な押上効果となっています。
押上効果は男女ともにありますが、日本人女性の転入超過数が小さいため、外国人女性の転入超過数の回復率への押上効果が、男性より大きくなっています。 - ジェンダーギャップ解消の取組みは、まちの体質改善のようなもので、効果が表れるのにまだ時間がかかると考えています。
若者回復率の推移について
1980年から2020までの、豊岡市の若者回復率の推移は以下のとおりです。
若者回復率の推移(1980~2020年)
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