【2023年10月1日】市長定例放送

2023年10月1日午前7時30分、午後7時30分放送

　市民の皆さん、豊岡市長の関貫久仁郎です。
　記録的な暑さもようやく和らぎ、さわやかな秋風が吹き始めました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
　今月も、市民の皆さんに、特にお伝えしたい市の施策などをお知らせします。

　今月は、3点お伝えします。

新型コロナワクチン秋開始接種

　1点目は「新型コロナワクチン秋開始接種」についてです。
　先月20日から、新型コロナワクチンの秋開始接種を開始しています。対象は生後6カ月以上の全ての方です。
　春開始接種を受けていない6カ月児から64歳未満の方は、接種券の発行申請が必要ですので、市ホームページなどから申請してください。
　なお、接種券の発行には、1週間から10日程度かかりますので、ご注意ください。
　なお、65歳以上の方と、6カ月児から64歳未満の方のうち、春開始接種を受けた方には、接種間隔に応じて順次、接種券を送付しています。

物価高騰対策

　2点目は「物価高騰対策」についてです。
　エネルギーや食料品などの高騰がいまだ続き、皆さんの暮らしに大きな影響を与えています。
　市では、皆さんの負担を少しでも軽減するため、一般家庭向けには「エネ家電の買換支援」、公立小中学校や保育所・認定こども園に通学・通園しているお子さんがいる家庭向けには「給食等の提供にかかる食材料費一部支援」、中小企業者向けには「省エネ設備導入支援事業」などを実施してきたところです。
　このうち、給食等の提供にかかる食材料費一部支援につきましては、物価の上昇に歯止めがかからないため、10月から支援を増額することとしました。
　10月以降に提供する給食等の食材料費について、公立小中学校では1食当たり小学生15円、中学生18円を追加して支援します。また、市内の保育所・認定こども園では物価上昇分10パーセント相当を追加して支援します。
　また、国の臨時交付金を活用して新たに、農林水産事業者への物価高騰対策支援を市独自で行うこととしました。
　これは、物価高騰の影響を受けている農林水産業者の皆さんが生産コスト低減につながる機器を導入し、経営改善を図っていただくために支援するものです。
　対象は、農業者、林業者、漁業者の方で、農業者については、経営耕地面積30アール以上、または、農産物販売金額50万円以上の販売農家で、いわゆる兼業農家の方も含みます。
　対象となる機器は、トラクター、田植機、コンバインなどの農業機器、チェンソーなどの林業機器、船外機や巻取機などの水産業機器です。
　20万円以上の機器を新たに導入することが条件で、補助率2分の1以内、上限50万円を補助します。なお、申請額の総額が予算額を超えた場合は、補助率を下げて、申請者全員を採択します。
　ただいま、エントリー申請を受け付けています。本制度の利用を希望される農林水産業者の方は、今月23日までにオンライン申請、または農林水産課に申込みしてください。詳しくは、市ホームページ等でご確認ください。

台風などの風水害に対する備え

　3点目は「台風などの風水害に対する備え」についてです。
　8月15日に豊岡市を通過した台風7号では、風や長雨により怖い思いをされた方も多かったと思います。地域の皆さんの安全確保や、台風通過後の被害報告など、区長、町内会長をはじめ、区役員の皆さんには、地域の皆さんの安全、安心のためにご尽力賜りましたこと、改めて厚くお礼申し上げます。
　10月は台風シーズンです。改めて、ご自身やご家族の安全の確保のため、家族の皆さんと一緒に事前に確認しておいていただきたいことを3つお伝えします。
　1つ目は、防災マップで自宅周辺の水害・土砂災害の危険性をあらかじめ確認し、どこに避難するのか、具体的な避難先を決めておく。
　2つ目は、どのタイミングで避難行動を開始するのか、何を持って避難するのか確認しておく。
　3つ目は、家族が離れている時の集合場所や安全を確認できる方法を決めておく　です。
　事前準備がなければ命にかかわります。災害に対する備えは、「災害が起こる前」にしておかなければなりません。改めて災害時の行動を確認し、災害に備えてください。

• 避難の考え方

おわりに

　今シーズンは、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されています。市内でも、8月末ごろから、コロナとインフルエンザ双方の感染拡大の影響により、相次いで小中学校が学級閉鎖や学校閉鎖となっています。皆さん、くれぐれも体調管理にはご注意ください。

　これで今月の放送を終わります。ありがとうございました。