【2023年2月25日】市長臨時放送「組織改編」

2023年2月25日午前7時30分、午後7時30分放送

　2023年4月から、市役所の組織が変わります。合併後初となる大きな組織改編です。本日は、改編に対する私の考えと改編の内容について説明します。

　豊岡市は、基本構想に掲げる「いのちへの共感に満ちたまち」を目指し、市政経営方針にもとづいて、まちづくりを行っております。

　今年度、中期市政経営方針がスタートしたことを踏まえ、改めて、基本構想と市政経営方針の体系に基づいて、組織の見直しを行うこととしました。これは、市の限られた経営資源を有効に活用して、将来にわたって市民の暮らしを支え、私が市長就任時から申しあげてきた「市民目線の行政」を行うための組織改編です。

　では、主な内容を申し上げます。

　「こども未来部」を新設します。「こども未来部」は、子ども・子育てに関して総合的な企画・調整・実施を行う部署です。子育て世代の申請手続の利便性を高め、子ども・子育ての相談や支援を更に充実し、アイティの「子育て支援総合拠点」を効果的に機能させます。

　「危機管理部」を新設し、風水害への対応だけでなく、新型感染症などの危機事案に迅速に対応します。

　「くらし創造部」は、市民の暮らしに幅広く対応する部署で、多様な人々が活躍するまちづくりを進めます。そのために、地域コミュニティ、移住定住、若者施策、人権や多文化共生を一体的に行う「地域づくり課」と、ジェンダーギャップ対策室、生活環境課を配置します。

　「市民部」は、戸籍、国民年金、市税等に関する事務を所管します。住民異動に伴うさまざまな手続を、出来る限り一つの窓口で完結できるよう、7月から体制を整えます。

　「観光文化部」は、文化、スポーツ、観光振興に一体的に取り組みます。地域の文化資源をいかし、豊岡の魅力のさらなる向上を図り、国内外からの観光客を促す取組みをさらに押し進めます。

　「コウノトリ共生部」には、農林水産課、環境経済課、コウノトリ共生課を配置します。農林水産業が抱える課題は、後継者不足や所得向上など、第2次産業、第3次産業と同じであり、これらを一体的に解決していく必要があります。そのため各産業を同じ部で所管します。またさらに、産業と深いつながりのある環境政策を加え、環境創造型農業、環境経済戦略、脱炭素の推進なども一体的に行います。

　教育委員会には、社会教育課を新設し、現在、地域コミュニティ振興部が所管する社会教育、図書館、青少年センターに関する事務を移管します。

　今年度創設した「デジタルトランスフォーメーション推進部」には、新たに経営企画課を設置し、DXを活用した行財政改革を進め、市役所の経営改革を行います。

　詳細は、市のホームページと今月の広報3月号でご覧いただくことができます。また、広報4月号に具体的な業務と事務所の配置を掲載します。

　組織改編により、課や係の名称も一部変更となります。しばらくの間、市民の皆様には、ご不便をおかけするかもしれません。職員も丁寧に対応してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。