児童虐待かもと思ったら189番(いちはやく)へ(24時間受付)
児童虐待かもと思ったら189番(いちはやく)へ(24時間受付)
児童相談所全国共通ダイヤル 189番
児童虐待とは
全ての子どもは、「児童の権利に関する条約」の精神にのっとり、適切な養育を受け、健やかな成長・発達や自立が図られることなどを保障される権利があります。
児童虐待は、子どもへの人権侵害です。時には生命をも脅かし、心に深い傷を残し、人格形成にも大きな影響を与えます。児童虐待の防止は、社会全体で取り組むべき重要な課題です。
「児童虐待」とは、保護者(親権を行う者、未成年後見人その他の者で、児童を現に監護するもの)がその監護する児童(18歳に満たない者)について行う次の行為をいいます。
- 児童の体に外傷が生じ、または生じる恐れのある暴行を加えること
- 児童にわいせつな行為をすることまたは児童にわいせつな行為をさせること
- 児童の心身の正常な発達を妨げるような著しい減食または長時間の放置、その他の保護者としての監護を著しく怠ること
- 児童に対する著しい暴言または著しく拒絶的な対応、児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力その他の児童に著しい心理的外傷を与える言動を行うこと
- 保護者以外の同居人による児童に対する身体的虐待や性的虐待、心理的虐待を保護者が放置することも、保護者としての監護を著しく怠る行為(いわゆるネグレクト)として児童虐待に含まれます。
- 児童の目前で配偶者に対する暴力が行われること等、直接児童に対して向けられた行為ではなくても、児童に著しい心理的外傷を与えるものであれば児童虐待に含まれます。
虐待の種類
種類 |
内容 |
---|---|
身体的虐待 | 殴る、蹴る、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、おぼれさせる など |
性的虐待 | 子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など |
ネグレクト | 家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気にかかっても病院に連れて行かない など |
心理的虐待 | 言葉による脅し、無視、兄弟間での差別扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティックバイオレンス) など |
見逃さないで! 虐待のサイン
子どもの虐待は隠されていることがほとんどです。虐待をされている子どもが自ら助けを求めることはなかなかできません。虐待をくい止めるためには、周囲の皆さんの”気付き”がとても大切です。
虐待早期発見のための兆候の一例です。
- 子どもの泣き叫ぶ声が頻繁に聞こえる。
- 不自然な傷、痣(あざ)、やけどなどが見られる。
- 衣服や体がいつも汚れている。冬などの寒い日にも薄着でいる。
- 親を避けようとする。親の顔色をうかがう。
- 夜遅くまで遊んでいたり、徘徊している。
- 平日など学校にいる時間帯に、公園や店などに一人でいる。
- 家に帰りたがらない。
- 表情や反応が乏しく活気がない(無表情)。
- 態度がおどおどしている。
注意深く見守る視点が、早期発見の第一歩となります。
虐待が疑われたらためらわずに189番(いちはやく)へ
虐待を受けたと思われる子どもを見つけたら連絡を
児童虐待をなくし、子どもたちの笑顔を守るため、児童相談所全国共通ダイヤル「189」(いちはやく)に電話をかけてください。近くのこども家庭センター(児童相談所)につながります。
- 虐待を受けたと思われる子ども(虐待の疑いでも)を見つけた時は、ためらわずに児童相談所全国共通ダイヤル「189」、豊岡こども家庭センター、市の窓口へ連絡してください。
- 匿名でもかまいません。連絡者や連絡内容に関する秘密は守られます。
- 調査の結果、虐待の事実がないと分かっても、そのことで責任を問われることはありません。
- 児童虐待の通告は守秘義務違反になりません。
- 自分は「しつけ」と思っていても、虐待をしているのではないかと悩んでいる方も相談してください。
虐待の通報・連絡および相談先
子どもたちや子育てに悩む保護者のSOSの声をキャッチ
子育てに関する悩みがある方は、下記へ気軽に相談してください。
- こども支援センター こども家庭相談係(市の窓口)
電話:0796-21-9003 - 兵庫県豊岡こども家庭センター(児童相談所)
電話:0796-22-4314 - 兵庫県児童虐待24時間ホットライン
電話:0796-22-9119
愛の鞭(ムチ)ゼロ作戦
子どもを健やかに育むために
子育てにおいて、しつけと称して、叩いたり怒鳴ったりすることは、子どもの成長の助けにならないばかりか、悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。以下のポイントを心掛けながら子どもに向き合いましょう。
- 子育てに体罰や暴言を使わない。
- 子どもが親に恐怖を持つとSOSを伝えられない。
- 爆発寸前のイライラをクールダウン
- 親自身がSOSを出そう。
- 子どもの気持ちと行動を分けて考え、育ちを応援
詳しくは、チラシをご覧ください。
毎年11月は児童虐待防止推進月間です
厚生労働省では、毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め、家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう、期間中に児童虐待防止のための広報・啓発活動などさまざまな取組みを集中的に実施します。
「児童虐待防止推進月間」標語【令和4年度最優秀作品】
「もしかして?」ためらわないで!189(いちはやく)
オレンジリボン運動
「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼び掛ける市民運動です。
豊岡総合高校よりオレンジリボンストラップをいただきました。
毎年11月は、児童防止虐待月間となっており、豊岡総合高校インターアクトクラブより、豊岡市こども支援センターへオレンジリボンの贈呈を受けました。
インターアクトクラブを代表して岡田 葵(3年)さん、北野 夏帆(3年)さんが来庁され、正木教育次長へ地元かばん業者からの端材などで作成したオレンジリボンを手渡されました。
こども支援センターでは、こどもへの虐待の現状を広く知っていただくために研修会や窓口で配布し、広報活動のツールとして活用させていただきます。
児童虐待防止のために一人ひとりが出来ることを考え行動していきましょう。「あの親子大丈夫かな」と思ったら迷わずにご連絡ください。
令和4年度児童虐待防止月間標語
《「もしかして?」ためらわないで!189(いちはやく)》
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このページに関する問合せ
こども未来部 こども支援課 こども家庭相談係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-21-9003 ファクス:0796-24-8330
問合せは専用フォームを利用してください。