おめでとう！「自然界で生まれたトキからひなが誕生」

　平成28年4月22日、自然界で生まれたトキのペアからひなが誕生したと報道されました。
　40年ぶりとなる朗報を受けて、豊岡市　中貝市長から佐渡市　三浦基裕（みうら　もとひろ）市長に祝電を送りました。

佐渡市長　三浦　基裕　様

　新しい「いのち」の誕生を心からお祝い申しあげます。
　野生下で生まれ育った「放鳥二世」のつがいから「放鳥三世」となるひなのふ化、着実に次のステージに向かっておられるご様子、何より嬉しく思います。
　佐渡の皆さまのみならず、日本中、世界中の人たち、何よりこれまで人工飼育、繁殖に関わって来られた方々のお喜びは計り知れないものであると推察いたします。
　トキやコウノトリが舞う豊かな自然を再生するには、まだまだ課題も多く、我々人間の関わりも引き続き必要であると考えます。野生復帰の取組みをくじけず持ち続けられた高いご意思とこれまでのご努力に敬意を表しますと共に、引き続き自然再生に向けて志を同じくしていきたいと思います。
　野生下で生まれ育った「放鳥三世」のひながすくすくと育っていきますよう、「コウノトリ悠然と舞うふるさと豊岡」からお祈り申しあげます。

豊岡市長　中貝　宗治

　豊岡のコウノトリもまた、新たな命の誕生シーズンを迎えています。やがて全国各地へと、その翼を羽ばたかせてくれることでしょう。
　トキもコウノトリも、新たに誕生した大切な命が、元気に育ってくれることを祈ります。

　私たちは、野外で一度は絶滅した野生動物と共に生きる道を選びました。
　それは、私たちの暮らしを見つめ直し、自然環境と文化環境を保全・再生・創造していく道に他なりません。
　簡単な道ではありませんが、私たちは挑戦を続けます。