出石消防団 出石街区大規模火災想定図上訓練を実施しました

出石街区大規模火災想定図上訓練を実施しました

　1月22日（日曜日）出石庁舎で出石消防団、市消防本部指揮隊・タンク隊、消防城崎分署はしご隊、消防出石分署、市防災課、出石振興局、立命館大学歴史都市防災研究所等消防防災関係者計35人が参加し、出石街区大規模火災想定図上訓練を実施しました

　出石中心市街地（出石城下町）は伝統的建造物群保存地区に指定された木造家屋密集街区となっており火災が発生した場合、天候・風の状況によっては、2016年新潟糸魚川で発生したような大規模火災に発展するリスクがあります。また出石は、観光地で繁忙期の日中に火災が発生した場合には多数の観光客や車両があり、避難誘導や消火活動への障害が課題として想定されます。
　今回の図上訓練は、さまざまな状況の変化によってどのようなことが起き、どのような課題が想定されるかを関係者で考え・共有し、連携のあり方を考える機会にすることを目的に行いました。

　出石街区の拡大した住宅地図を参加者で囲み、出石消防団長が時系列で状況の変化を報告、それに応じて駒（消防車両・救急車両、火、要救助者・負傷者、消防器具など）を配置・移動させると同時に想定される問題やその時の関係者の対応などについて話し合いました。
　図上訓練終了後は、訓練で想定した火災建物、水源等を実際に歩いて確認しました。

　これまでほとんど意識の無かった事態についてあらためて考えることになり、課題への気づき、事前の心構え、関係者の連携につながる有意義な訓練となりました。