平成16年台風23号メモリアル事業「防災学習会」を開催しました(2025年11月10日)
防災学習会~過去の水害を振り返り、近年激甚化・頻発化する水害にどう備えるかを考える~
豊岡市で大きな被害をもたらした平成16年台風23号の大水害を振り返り、得られた教訓を通して次世代に思いをつなげることを目的に「平成16年台風23号メモリアル事業 防災学習会」を開催しました。
豊岡市では、平成16 年水害を教訓に、防災学習会をはじめとして、防災教育教材による学校園での授業や住民ワークショップを継続的に開催し、防災意識の向上を目指しています。
今回の防災学習会では、災害情報学などを専門とする 東京大学大学院の片田敏孝(かただとしたか)特任教授による基調講演をはじめ、災害対応に従事した方、当時小学5年生で災害を経験した方、流域治水の取組みを発信する流域治水アンバサダーをパネリストとして多様な目線でパネルディスカッションを行いました。
会場ロビーでは、被害の状況、街の人たちが一丸となって助け合う様子、被害を伝える新聞の切り抜きなどをパネルで紹介しました。
来場者の感想
当日会場には、約130人が来場し、台風23号を振り返りました。そして、円山川の治水を知り、今後に必要な防災を考える機会となりました。
来場者からは、次のような声をいただきました。
- 豊岡市で台風23号による大水害が起きるまでは、他所ごとのように考えていました。しかし水害以来、防災に対する意識が高まってきたように思います。今日の講演を聞き、自分の命は自ら守ることの大切さがよく分かりました。防災について地域全体で考えていかなければならないと思います。
- 片田特任教授の話がとても良かったし、心に残りました。また、パネリストの方々の実体験に基づく話も大変良かったです。
- 「住民の主体性」の必要性をどう理解してもらうかが大事。改めて備えの必要性を認識できました。
- 何でもかんでも行政が防災を行うのではなく、住民自らが行う防災というのが大事であるとつくづく思いました。
- 防災意識はどうなのかと問われることはあるが、真の実効性について深く考えたことがなかったのでとても勉強になりました。
防災学習会 アーカイブ配信
防災学習会当日の様子を、YouTubeでアーカイブ配信します(~2026年2月25日まで)。
ぜひ、ご覧ください。
開催概要
配信内容
防災への思い
プログラム内容・出演者
- 開会
門間雄司(かどまたけし)豊岡市長
澤村 学(さわむらまなぶ)豊岡河川国道事務所長 - 基調講演
片田敏孝 東京大学大学院 情報学環 特任教授
「荒ぶる気象災害にどう備えるか ~平成16年台風23号で被災した豊岡で考える~」 - パネルディスカッション 「台風23号を振り返り、台風・洪水に備える」
- 岡﨑慎一(おかざきしんいち)当時豊岡河川国道事務所で堤防調査や河川整備に従事
- 垣江重人(かきえしげと)当時災害廃棄物の対応に従事。元豊岡市防災監
- 山内夢斗哉(やまうちむつき)当時小学5年生。現豊岡市教育員会職員
- 澤 麻美(さわあさみ)流域治水アンバサダー
- 閉会
上田英則(うえだひでのり) 兵庫県但馬県民局長
門間雄司豊岡市長
澤村学豊岡河川国道事務所長
東京大学大学院 情報学環
片田敏孝特任教授
コーディネーター 片田敏孝特任教授
澤 麻美さん
垣江重人さん
岡﨑慎一さん
山内夢斗哉さん
上田英則兵庫県但馬県民局長
防災グッズの展示・写真パネル展示など
台風23号の当時の被害を知るための写真パネル、避難に備えるための防災グッズの展示、マイ避難カードの作成コーナーを設置し、防災意識の向上を図りました。
開催日会場
日時
2025年11月10日(月曜日) 午後6時30分 ~8時45分 (開場:午後6時)
場所等
本会場
豊岡市民プラザ (兵庫県豊岡市大手町4-5アイティ7階)
オンライン配信
YouTube配信 2025年11月25日から2026年2月25日
共催
国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所、兵庫県但馬県民局、豊岡市
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このページに関する問合せ
危機管理部 危機管理課 危機管理係
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