平成16年台風23号20年メモリアル事業「防災への思い」を開催しました(2024年10月5日)
防災への思い~過去の水害を振り返り、教訓を次世代につなげる~
豊岡市で大きな被害をもたらした平成16年台風23号の大水害を振り返り、得られた教訓を通して次世代に思いをつなげることを目的に「平成16年台風23号20年メモリアル防災への思い」を開催しました。
豊岡市では、平成16 年水害を教訓に、防災学習会をはじめとして、防災教育教材による学校園での授業や住民ワークショップを継続的に開催し、防災意識の向上を目指しています。
このイベントでは、災害情報学などを専門とする 東京大学大学院の片田敏孝(かただとしたか) 特任教授による基調講演をはじめ、近畿大学附属豊岡高等学校放送部による発表(ラジオドキュメント)や、当時災害を経験され、現在地域防災活動に取り組まれる住民の皆さん、当時災害対応に従事した元市職員、現在気象予報士として活動するとともに流域治水の取組みや防災教育を発信する流域治水アンバサダーの 山神明理(やまがみあかり)さん をパネリストとして多様な目線でパネルディスカッションを行いました。

来場者の感想
会場には、約170人が来場し、台風23号を振り返り、そして円山川の治水を知り、今後必要な防災を考える機会となりました。
来場者からは、次のような声をいただきました。
- 水害が増加する中で、ハード面の整備には限界があること、自分の命は自分で守る必要があること、これらの点をいかに多くの人に伝え、理解してもらうかが重要であると改めて感じました。特に、地道な活動を通じて子どもたちに伝えることの大切さを再認識しました。
- 片田特任教授の話がとても良かったし、心に残りました。また、パネリストの方々の実体験に基づくお話も大変良かったです。
- 被災当時の生々しい話を改めて聞く中で、防災への感心・対応についての認識を新たにしました。
- 全ての内容が大変有意義でした。今回Youtubeでも配信されているということで、社会全体で共有する取り組みも素晴らしと思います。大切なメモリアル行事ありがとうございました。
防災学習会 アーカイブ配信
YouTubeでアーカイブ配信します(~12月5日まで)
ぜひ、ご覧ください。
開催概要
配信内容
防災への思い
プログラム内容・出演者
- 開会
関貫久仁郎(かんぬきくにお)豊岡市長 - 挨拶
常山修治(つねやましゅうじ)国土交通省 近畿地方整備局河川部長 - 基調講演
片田敏孝(かただとしたか)東京大学大学院 情報学環 特任教授
「これまでの防災を振り返り、これからの防災を考える~平成16年台風23号を語り継ぐ~」 - 発表
荒谷芳博(あらたによしひろ)豊岡河川国道事務所長
「円山川における流域治水に向けて」 - 発表
近畿大学附属豊岡高等学校 放送部発表 川上紗季(かわかみさき)
ラジオドキュメント「10月20日を忘れない」
第71回NHK全国高校放送コンテスト 全国大会 制作奨励賞 受賞作品 - パネルディスカッション 「台風23号から学んだこと、そして、これからの防災」
- 井川貴史(いかわたかし)元豊岡河川国道事務所建設監督官
- 中島幾良(なかしまいくよし)元豊岡市消防本部消防長 現三江地区コミュニティセンター会長
- 廣井文隆(ひろいふみたか)元但馬教育事務所副所長 元豊岡市出石町消防団団員
- 山神明理(やまがみあかり)気象予報士、流域治水アンバサダー
- 閉会
多田欣也(ただしんや) 兵庫県但馬県民局長

豊岡市長 関貫久仁郎

国土交通省 近畿地方整備局
常山修治河川部長

東京大学大学院 情報学環
片田敏孝特任教授

豊岡河川国道事務所
荒谷芳博 事務所長

近畿大学附属豊岡高等学校
放送部 川上紗季さん

コーディネーター 片田敏孝特任教授

山神明理さん

中島幾良さん

井川貴史さん

廣井文隆さん
防災グッズの展示・写真パネル展示など
台風23号の当時の被害を知るための写真パネル、避難に備えるための防災グッズの展示、マイ避難カードの作成コーナーを設置し、防災意識の向上を図りました。



開催日会場
日時
2024年10月5日(土曜日) 午後1時 ~午後3時45分 (開場:午後0時30分)
場所等
本会場
豊岡市民プラザ (兵庫県豊岡市大手町4-5アイティ7階)
オンライン配信
YouTubeによるライブ配信
共催
国土交通省近畿地方整備局豊岡河川国道事務所、兵庫県但馬県民局、豊岡市
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このページに関する問合せ
危機管理部 危機管理課 危機管理係
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