出石消防団 地区別防災訓練 ～みんなで防災～ を実施しました（2023年9月24日）

　9月24日（日曜日）小坂小学校駐車場やグラウンドで出石消防団全11分団（人員制限のため141人）が出動し、豊岡市消防本部と合同で 「 地区別防災訓練 ～ みんなで防災 ～ 」 を実施しました。
　この訓練は、有効水利の少ない小坂地区出石川左岸側で火災が発生した場合を想定し、数少ない自然水利である水路を利用した遠距離の中継送水と自力給水のできないはしご車への適切な給水技術の向上を目的としたものです。あわせて地区住民参加型の催しとすることで、地域の防災意識の向上につなげることも目指した取組みです。
　
　一日消防団長の任命に始まり、消防車両の展示、子ども用消防服の試着、豊岡消防署出石分署による防災教室（消火器・住宅用火災警報器の取扱い指導、心肺蘇生法指導、消火栓からの放水体験）など子どもも参加できる催しや普段あまり目にすることができない はしご車による救助実演を行いました。
　そして最後に出石消防団・出石分署合同の直上一斉放水を行い、一時放水中止の後、はしご車も参加して再度の一斉放水を行いました。

　消防団としては、遠距離からの中継送水、水量の少ない水路やプールからの取水、直結を含む2線からの吸水、はしご車への給水(2線)など普段あまり行うことのない技法が実践できたことで、技能の向上とともに今後の課題改善につながる訓練となりました。
　また、子どもを始め多くの地域住民が参加したことで、地域の防災意識の向上につながったと考えます。

　出石消防団は、今後とも訓練を重ねて消防防災技術を磨くとともに、地域の皆さんと一緒になって地域の防災力の向上に努めていきます。