【全但消防協議会】2023年度若手消防団員意見交換会を開催しました(2024年1月28日)

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1028806  更新日 令和6年2月9日

印刷大きな文字で印刷

2023年度若手消防団意見交換会

 2024年1月28日(日曜日)に城崎庁舎で、全但消防協議会主催の若手消防団員意見交換会が行われました。
 但馬地区の10消防団から26人の若手消防団員が参加し、このうち豊岡市からは6消防団20人の消防団員が参加しました。
 意見交換会では、今後の消防団の活性化を目指すため「消防団の活性化」、「消防団員確保対策」、「普段の消防団活動」などについての意見交換を行いました。

 また、この日は意見交換会のほか、豊岡市出石消防団より「出石町谷山区 山林火災対応報告について」の活動紹介が行われました。

写真:2023年度若手消防団員意見交換会 集合写真
2023年度 若手消防団員意見交換会
写真:椿野会長のあいさつ
<あいさつ>全但消防協議会 椿野会長
写真:豊岡市出石消防団の活動報告
<活動報告>豊岡市出石消防団

意見交換の主な内容

入団して良かったと思うことや魅力。

  • 知り合いが増えること。
  • ポンプ操作ができるようになった。(実際の火災で役に立った)
  • 地域の役員として認識されている。

消防団活動のPR方法

  • 子どもが消防車に触れ合うイベントを実施する。
  • 実際の訓練を見せたり、体験してもらう。
  • 消防団員のいる事業所の公表。(事業所として地域貢献のPR)

消防団活動で困っていること

  • 人がいない。将来、子供が大人になっても地元に帰ってこない。班編成に苦慮している。
  • 一部の団員に負担が偏っている。
  • 消防団活動にほとんど参加していない団員がおり不公平感を感じる。
  • 消防資機材を有効に使用できない。(知識がない)
  • 分団の再編成を行うことにより管轄範囲が広域となり、知らない人が増え風通しが悪くなった。
  • 団員確保が難しい。
  • 出動時に2人しか集まらず出動できない。再編等を考えてほしい。

操法大会について

  • ポンプ操作を覚えることができた。
  • 操法大会が必要かというと微妙だが、訓練は必要。
  • 練習は多くても週2回程度に抑えないと団員が集まらない。
  • 2日に1回、2~3時間も練習するので負担が多い。
  • 練習の内容などを全分団で統一しても良いのではないか。
     回数、時間など
  • 操法大会よりもより実践的な訓練のほうが役立つ。
  • 団員の負担軽減などを理由に操法大会を止めた。

その他

  • 補助事業について(準中型自動車運転免許等取得)
    準中型自動車運転免許取得までの補助はでるが、中型免許まで取得できるよう柔軟な対応をお願いしたい。

活動紹介

豊岡市出石消防団「出石町谷山区 山林火災対応報告」について
 豊岡市出石振興局地域振興課 神谷主幹

出石団としては、近年にない大規模山林火災に対して概ね適切な対応を行ったと考えているが、想定できていなかった事態もあり、後の検証で以下のような課題も見えた。

  • 火災現場と水源とがせまい山道一本でかなりの距離があっため資材の運搬に苦労した。一部は現場付近にあった民間の軽トラを借用して可搬式ポンプやホースを運搬したが、他はリヤカーや人力での運搬となった。(現場に着くまで現場の状況が不明なため軽トラ等運搬手段の準備ができなかった。)
  • 携帯電話不通地域だったため現場団員と後続団員や外部との連絡に苦労した。幸い、前年から各分団にトランシーバーを配備・充実させてきていたため、現場での連絡には大きい効果を発揮した。
  • 今回の事案のように筒先から送水元が見えず、また中継が多い場合、出石団が従来から採用していた水槽を用いた中継送水が有効だった。(水源や中継の間でトラブルが発生しても直ちに筒先への送水が停止しない。水槽の水がある間にトラブルによる送水停止を筒先に連絡できる。)
  • 今回結果的に長時間の消火活動となり、ガソリンはもちろん可搬式ポンプの2サイクルエンジンオイルが枯渇し、一部エンジンが停止する場面もあった。待機分団により調達し順次前線に供給できたので事なきを得たが、山林火災のように長時間の活動が想定される場合は、ガソリン、オイル、飲み物・食料等の十分な用意が必要だった。
  • 自家用車で現着する団員も多く、それらの車の駐車が交通障害を引き起こし近隣住民に迷惑をかけたところもあった。団員への啓発とともに交通整理員の配置が必要と思われた。

意見交換会を終えて

全但消防協議会会長 豊岡市城崎消防団長 椿野仁司

  • 但馬全域でこれからも、消防、災害についても共有し意見交換をしながら、いい所は情報発信してほしい。
  • 地域の子供たちにとって消防団員はあこがれであってほしい。
  • 消防団員の家族を巻き込んでBBQなど家族サービスをしながら消防団員の活動への理解と関心を持って頂けるよういろいろな事をしてほしい。

より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。

質問:このページの情報は役にたちましたか?
質問:このページの内容は分かりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するご質問やご意見は、「このページに記載されている情報の担当課」までお問い合わせください

このページに関する問合せ

危機管理部 危機管理課 消防係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-5932
問合せは専用フォームを利用してください。