【独自取組】竹野南地区コミュニティのワークショップの取り組みについて紹介します(NPO法人竹野南地区コミュニティわいわいみ・な・み)

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ページ番号1014236  更新日 令和2年12月23日

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NPO法人わいわいみ・な・み(竹野南地区) 防災ワークショップ「竹野南地区の防災について考えましょう」の取組みを紹介!

ワークショップの目的

 竹野南地区では「水害課題から私たちの生活を守るために、自分たちでできること、みんなでできること」を考え実行すること目的として、計3回のワークショップを行い、出来合いの誰かの防災ではなく我がこととして捉え、自分を守り、隣り近所と助け合い危機を乗り越えるため「避難マニュアル」を作成しました。

 完成したマニュアルは竹野南地区に全戸配布され、避難マニュアルに基づいた取組みを各行政区で行えるようコミュニティ中心に進める予定です。

 今回紹介する竹野南地区ワークショップは、地域の防災力向上のため、竹野南地区コミュニティ(NPO法人わいわいみ・な・み)が独自に行った取組みです。

写真:ワークショップの様子
第1回ワークショップの様子

第1回ワークショップ(9月25日)

 第1回ワークショップは事前に実施した竹野南地区全世帯アンケート結果の確認と、参加者による意見交換で竹野南地区における課題を「地形的課題」「人的課題」に分け、洗い出しを行いました。

 意見交換は竹野南地区を近隣行政区の4班に分けて実施しました。あらかじめ各班で進行係、記録係を配置することで、どう進めればよいかわからない、話が脱線するなどの問題点に対応し、話し合いがスムーズに進むよう工夫しました。

ワークショップで出た主な課題

 地形的課題には「防災マップには示されない危険個所」などが、人的課題には「高齢者世帯の不安」などが挙がりました。

地形的課題
  • 谷川の水が、家屋や道路へ流入
  • 土石流の危険と道路の封鎖、孤立
  • エリアの浸水(いつものところ)
  • 個人宅の浸水
  • 地区独自の避難場所が危険
人的課題
  • 家族がいても、避難ができない世帯
  • 高齢になり、足腰に不安がある
  • 昼間は、高齢者だけになる
  • 外国の人に緊急通報が通じるのか心配

 

第2回ワークショップ(10月25日)

 第1回ワークショップで出た課題を踏まえ、豊岡市防災マップを活用しながら地域の災害特性、世帯特性を整理し、班ごとに避難の方向性について話し合いを行いました。

 危険個所や世帯特性を単に話すだけでなく、地図に記入していき、地域として意識しなければならないことの「見える化」を行いました。世帯特性はカテゴリ(元気な人、独居、高齢者世帯など)に分け、そのカテゴリごとに色を指定し、地図に記入しました。
 行政区をまたぐ避難経路で「その道は危ないから避けたほうが良い」といった自区の情報を教えるなど、たくさんの意見が飛び交い、どの班も時間いっぱいまで白熱した議論を交わしました。
 また議論がスムーズに、かつ、本筋から外れないよう以下の ”ルール” を決めて進めました。

話し合いのルール

  • 個人ケースは行わない(個人への対応は行政区ごとに別日実施)
  • だれが いつ なにをする どこへ(自分にできること・周りが支援すること)
  • 避難場所・避難先へいくときの準備(地区ごと、避難場所によって異なる)
  • カテゴリに分けて考える(元気な人・高齢世帯・要介護など)

 

写真:第2回ワークショップの様子
ワークショップの様子

最終第3回ワークショップ(11月27日)

第3回ワークショップ、いよいよ最終回

避難マニュアル完成!そして・・・

 前回ワークショップで出た対策を反映した避難マニュアル(案)について確認・修正行い、合計3回、2カ月に渡っておこなわれたワークショップにより、その土地に住む人に合わせた地域のための避難マニュアルがついに完成しました!今後、細かな修正などを経て、竹野南地区に全戸配布される予定です。

 マニュアルを完成させて終わるのでなく、完成した避難マニュアルを基に、今後、各行政区で行うべき取組みについて話し合いを行いました。他区の取組みを聞き「うちの区でもできるなぁ」といった声もあがっていました。

画像:完成した避難マニュアル
全ての班で共通の部分
画像:完成した避難マニュアル
各班で話し合った結果が反映された部分

避難所について学ぶ

 ワークショップ後半は竹野南地区ある避難所「クリーンパーク北但」の施設の方から、クリーンパーク北但の避難所としての位置づけや特徴等について説明を受けました。どこから入るのか、どこが開放されるのか、備蓄物資は何があるのかを聞き、災害が発生した時にどう行動するか、何を用意しておかなければならないかを確認しました。

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