市長定例記者会見(平成27年10月1日)
日時
平成27年10月1日(木曜日) 午後1時~2時
場所
豊岡市役所 3階 庁議室
会見事項
- 平成16年台風23号メモリアル事業「防災学習会」を実施
地域の災害対応能力を高めるために(資料1) - 豊岡市エコハウス来館者数
コウノトリ舞う豊岡市エコハウスで自然との共生を体感する(資料2) - 「とよおか家族の日」ロゴマーク・キャッチコピーの決定および第3回写真コンクールの結果
子どもたちが家族のぬくもり、つながりを感じるために(資料3) - 住宅耐震改修促進事業(住宅耐震リフォーム補助金)
今日から耐震改修補助にリフォーム補助もついてきます(資料4) - 新たに1人を「豊岡市地域おこし協力隊員」に委嘱
地域に根ざし、住民とともに活動(資料5) - 10月のアーティスト・イン・レジデンス プログラム
コンテンポラリーダンス、中間(なかま)アヤカ作品・上野愛実(なるみ)作品(資料6) - 「コウノトリ育むお米」海外販路の取組みについて
新たな販路の拡大とブランド力向上に向けて(資料7-1、7-2)
注: たじま農業協同組合との共同会見
質疑応答〔発言要旨〕
(4) 住宅耐震改修促進事業(住宅耐震リフォーム補助金) 今日から耐震改修補助にリフォーム補助もついてきます
Q1 豊岡市の住宅耐震化率の目標は、何パーセントですか?
A1 平成27年度末の目標は90%です。
Q2 目標が少し低くないですか?
A2 兵庫県が97%、国が90%です。
本市は国に合わせています。
Q3 補助について特別なPRを行う予定はありますか?
A3 今までに耐震診断を受けられた方、全員にチラシを郵送し、建設業協会等へは事業についての説明をしてきました。また、市のホームページへの掲載とチラシの配布をする予定です。
(7) 「コウノトリ育むお米」海外販路の取組みについて 新たな販路の拡大とブランド力向上に向けて
【 注: 本市発言のみ記載 】
Q1 ニューヨーク市場に期待することは何ですか?
A1 5月の売上げが、精米ベースで15トンだったものが、7月のミラノ万博の出展以降、月20トンを超えています。ブランド価値を高めるということです。
今回のニューヨーク調査は、このエキスポにここ数年出展されていて、本市の取組みとコウノトリ育むお米を非常に高く評価していただいている株式会社本田商店から、声を掛けていただきました。ただし、今年の出展には、時間が間に合わなかったため、来年の出展に向けての調査と商談を行うこととしました。
本市では、以前から3カ国程度で販売実験を行い、その売れ行きがよさそうなところは商標登録を行い、一気にたたみかける戦略を行っています。そのようなとき、このような具体的な話がありましたので狙うことにしました。
Q2 アメリカへの日本の輸出実績は分かりますか?
A2 2014年の輸出総数量は4516トンで、そのうちアメリカへの輸出は81トンです。
Q3 一番多い輸出国(地域)は何処ですか?
A3 香港で1744トンです。
Q4 アメリカへの輸出81トンは何位ですか?
A4 7位です。
Q5 イタリアミラノへの予定販売量はどれくらいですか?
A5 具体的な数量は、これからの調査によります。
Q6 おおよそでも分かりませんか?
A6 今後、いろいろな小売店への販売数量を確定することになるため、まだ分かりません。
Q7 無菌包装米飯は、日本料理店でもニーズはあるのですか?
A7 イタリアでは、そもそもご飯を炊く習慣がないため、日本料理店は、白米を食べたいというお客様向けで、無菌包装米飯をレンジで温めて提供する流れができます。
私たちがミラノに行ったときも、三井物産のミラノ支店の方々が「とにかく任せろ、取引先に売り込む」と言っていただきまた。その状況を見た上で量を決めていきます。ただ、200グラムの無菌包装米飯を普通の船便のコンテナで運ぶと、大量の数を入れないと成り立たないため、三井物産の船便のコンテナの片隅をお借りした輸送の仕方を考えています。
Q8 無菌包装米飯はそのまま輸出できるのですか?
A8 国によって手続きの仕方が違いますが、イタリアでは加工品の扱いになり検疫を通す必要がなくなります。しかし精米は生鮮食品、農産物の扱いになるため植物検疫所を通した輸出になります。
Q9 イタリアでは、精米の販売は難しいということですか?
A9 はい、そうです。
そのため、ミラノでは無菌包装米飯の試験販売を行います。
Q10 資料にある精米の試験販売はどこで行うのですか?
A10 シンガポール、アメリカです。
Q11 シンガポールの関税はどのくらいか分かりますか?
A11 手元に資料がありません。
Q12 シンガポールのターゲットは、レストランですか、一般消費者ですか?
A12 船便のコンテナで輸送する費用、国々によって変わる検疫を含む諸経費、為替のレート、顧客のニーズ等、総合的に鑑みないと分かりません。そのために、今回調査するものです。しっかりと持続可能な販売を考えることが必要です。
Q13 どちらにしても滞在している日本人がターゲットですか?
A13 はい、そうです。
Q14 このジェトロの試験販売事業について説明してください。
A14 ジェトロのシンガポール最大のマーケティング拠点事業です。事業期間が2015年7月から来年2月までで、今既にいろいろな自治体が事業に参加されています。
ジェトロは、応募された日本産品の中から300品目を選定し、伊勢丹スコッツ店で約1カ月間、現地の販売員により販売され、その商品がおいしかったかおいしくなかったか、量的に多いか少ないか、パッケージがかわいいかかわいくないかなどを消費者から聞き取り、産地側にフィードバックするものです。
商品についても全て買い取りでリスクが少ないため、本市も事業に申請しました。
Q15 採択される見通しはどうですか?
A15 10月10日に分かります。
Q16 採択されなかった場合、シンガポールはあきらめるのですか?
A16 今年度はあきらめます。ただ、もともとシンガポールへの輸出は、自国で米を作ってない、英語が通じるなどで狙ってきました。
本市のインバウンドは、これまでフランスと香港をメインターゲットにしてきました。結果も出てきています。次は、東南アジア、シンガポールにもターゲットを広げていきます。シンガポールは、英語が通じる、FIT個人客が非常に多い、またリピート率が非常に高いです。来年シンガポールで開催される旅行博にも豊岡は出展する予定です。米の戦略もあわせてできれば、現地での存在感、アピールが2倍で行えます。
仮に今回採択されなかったとしてもシンガポールは狙っていきます。現に日本からの米の輸出自体、絶対量は少ないですが、確実に増えているのでシンガポールは狙い目だと思っています。
Q17 シンガポール以外で海外輸出の期待ができるところはありますか?
A17 今までいろいろなところを検討してきました。たとえばブラジルの日系の方々を狙うという方法もあります。ただ非常に遠いため問題があります。その他、香港、台湾なども検討しましたが、今回はとにかくニューヨークとシンガポールとミラノに絞ったということです。
Q18 「コウノトリ育むお米」の商標をとられた国もあったと思いますが?
A18 香港、台湾、中国です。ただし、中国は燻蒸しないと輸出ができないため、無農薬・減農薬の意味がないということがあります。
どちらにしても、短期の話ではないため、今後この3つの国をターゲットとして、たとえばダメな場合については、さらに違う可能性を探っていくこととします。国内マーケットは小さくなってきて、TPPもどうなるか分かりません。仮にTPPから逃れても必ず自由化の波は、今後も押し寄せてくることが十分予想されます。したがって、長期的な方向性からみても、この道は必ず進むべきだと思います。
Q19 シンガポールの店頭で、チキンライスなどに使用されるような未来も見通していますか?
A19 そこまで具体的には考えていません。コウノトリ育むお米は、おいしいことに間違いないため、食べてさえもらえば評価は広がってくるだろうと思います。
Q20 現在、海外で人気の米のブランドはありますか?
A20 特定の品種や品目、産地で人気があるというのは、現在のところ把握していません。
- (資料1)防災学習会 (PDF 100.1KB)
- (資料2)豊岡市エコハウス来館者数 (PDF 455.8KB)
- (資料3)家族の日 (PDF 1.3MB)
- (資料4)住宅耐震リフォーム補助 (PDF 63.7KB)
- (資料5)地域おこし協力隊 (PDF 119.3KB)
- (資料6)10月のアーティスト・イン・レジデンス (PDF 121.0KB)
- (資料7-1)コウノトリ育むお米 (PDF 327.8KB)
- (資料7-2)コウノトリ育むお米(別紙) (PDF 1.5MB)
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