災害時のやさしい日本語講座を開催しました

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ページ番号1025154  更新日 令和5年3月2日

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大阪北部地震時の事例紹介とワークショップ

 2月27日午後に市役所本庁舎 庁議室で「災害時のやさしい日本語講座」を開催しました。防災士や日本語支援者、市職員など20人が参加しました。

第一部 大阪北部地震時の事例紹介

 講師の岩城あすかさんから、(公財)箕面市国際交流協会での活動や大阪北部地震時の事例紹介をしていただきました。

 大阪北部地震時には、ウェブサイトなどで多言語で情報を発信したり、避難所を巡回したりされていました。一晩で、避難所に100人以上の人が集まり、そのほとんどが外国人だったそうです。また、時間が経つにつれて、日本人は家族や親せきが迎えに来ることが多く、避難所に残るのは外国人が多いという話が印象的でした。
 そのような避難所では、多言語の情報が二次元コードで貼り出される工夫がされていました。コードを読み取れば、他の場所で読めるので、掲示板の前に人だかりができることがなかったようです。
 また、外国人といっても、さまざまな国の出身の人がいます。日本語が分からない人もいます。そんな中で、日本語が分かる人がいないかと尋ねたボランティアがいたそうです。避難所にいる外国人の中から、日本語が分かる人、読み書きのできる人に通訳リーダーになってもらい、避難所からのお知らせなどを多言語で伝えてもらうことで、避難所の空気が良い方向に変わったそうです。

 箕面市は、在留資格別で見ると、留学生が一番多いです。大阪北部地震では、避難所に来たのが大阪大学の関係者がほとんどだったこともあり、市との連携や大学との連携の必要性をさらに感じたそうです。

 後半は、第二部で行うワークショップのために、やさしい日本語への変換方法や役立つウェブサイトなどを教えていただきました。

岩城あすか先生

第二部 ワークショップ

 グループワークでは、災害時の市役所からのお知らせをやさしい日本語に変換する練習をしました。避難所に貼り出すお知らせを作ります。

 4グループに分かれ、与えられたテーマを、まずは一人でやさしい日本語に変換して、その後、グループで一つの貼り紙を作りました。
 「り災証明書」や「支援金」の説明など、どの情報を残して、どう書くのがいいのかなど、皆さんで話し合って作りました。できた貼り紙をホワイトボードに貼り、外国人の参加者にどれが分かりやすいかを選んでもらいました。その結果、情報が簡潔に書いてあるもの、ひらがながあるもの、ルビも漢字の上にふってあるものなどが選ばれました。

 他の参加者からは、やさしい日本語に変換したつもりでも、まだ難しいんですね、というような感想もありました。実際に外国人の方に見てもらうことで、より実践的になりました。

 外国人にとっては、自分の国の言葉で書いてある情報がやはり一番わかりやすいですが、やさしい日本語に変換することで伝わる内容もあります。やさしい日本語の重要性をさらに感じました。

  • グループワークの様子
  • 外国人市民が分かりやすい貼り紙を選ぶ様子

 豊岡市では、今後もこのような研修を行っていく予定です。

より良いウェブサイトにするために、ページの感想を聞かせてください。

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このページに関する問合せ

くらし創造部 多様性推進・ジェンダーギャップ対策課 人権・多文化共生係
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-0341 ファクス:0796-24-8114
問合せは専用フォームを利用してください。