市長放送(2021年1月27・28日)

ページ番号1015782  更新日 令和3年1月27日

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放送日時:2021年1月27日午後7時30分~、28日午前7時30分~

 市民の皆様、豊岡市長の中貝宗治です。

 1月27日、市内で、新型コロナウイルスに関し、陽性が確認された方はありませんでした。

 今日は、公立小中学校に関する対応方針についてお話しします。

 先日の放送で、公立小中学校の児童生徒で陽性者が確認された場合、市としては、(1)学校を休校する場合は、学校名を防災行政無線でお知らせすること、(2)休校の必要がない場合は、学校名はお知らせせず、陽性者が小中学生であること自体も放送しない旨、お伝えしました。

 同時に、学校現場においては、教育的観点から、当該保護者や本人と十分話し合い、理解を得た上で、同じ学年の子どもたちなどには口頭で事実を伝え、コロナに関する理解と、互いを思いやり、いたわる態度を身につける生きた学習の場とするよう、全力で取り組む方針であることをお伝えしました。

 今日は、その続編です。子どもたちの様子を知っていただきたいということと、私たちが今後この問題とどう向き合っていけばいいかを考えるきっかけにしたいとの思いから、学校の理解を得てお話しします。

 実際、これまでに、複数の児童の陽性が確認されたことがありました。これらのケースでは、家族以外に濃厚接触者はなく、保健所の指導の下に校内の消毒を行った上で、学校は通常通り運営しました。

 児童たちは、医師の判断も踏まえて、今は学校に復帰しています。

 学校では、仲間がコロナで休んでいることを受けて、子どもたちによる話合いがなされました。

 学校の帰り道、道端の草花で花束を作り、休んでいる児童の自宅に「どうぞ」と言って届けた子もいました。

 一人一人が励ましの手紙を書いて、放課後、当該児童の自宅の郵便受けに入れた学年もありました。

 集団登校の集合場所で、久しぶりに出席した児童の回復を喜び、肩を叩き、迎え入れた子どもたちもいました。

 ご家族からは、安堵と感謝の気持ちが、学校と子どもたちに伝えられたと聞いています。

 市の嶋教育長は、「正解が見えないコロナの取組みの中で、私たちの教育現場では、その対応方針が正解であったのかどうかの判断は、すべて、『子どもたちがどうであったのか』にある、と強く感じることができた」と述べています。

 他方で、噂を耳にされた方たちが、当該小学校の子どもたちを遠ざけようとした、というような事例も聞こえてきました。

 それは、私たちにとってとても残念なことでした。しかし、事態を正確に把握するのが困難な中でのことであり、その方たちにとっては、無理もないことだったのかもしれません。

 そこで、ここで改めて、陽性者が確認された場合、どのような感染拡大防止策がとられるのかについて、ご理解いただきたいと思います。

 陽性者には、原則、入院または宿泊療養の措置が取られます。

 次に、保健所の調査によって濃厚接触者等の特定が行われ、速やかにPCR検査が実施されます。

 その結果、陽性が確認されれば入院等の措置が取られ、陰性であっても、陽性者と最後に接触してから14日間は、自宅待機と健康観察の要請がなされます。

 そして、陽性者本人と濃厚接触者等が勤務場所や学校などから離された後に、保健所の指導に基づき、当該事業所や学校等の消毒がなされます。消毒によって、ウイルスは死滅します。

 このように、感染拡大防止策が取られた上で、通常、事業所や学校等は、平常通り運営を継続することができます。また、他の従業員や他の児童生徒たちも、普段通りの活動を続けることができます。

 したがって、陽性者と同じ事業所や学校に通っているというだけで、その人たちを遠ざけようとするのは、ある意味、過剰反応と言えます。

 もちろん、ご自身に基礎疾患があるなどの理由で、非常に神経を使っておられる場合もあると思います。ですから、一概に批判するつもりはありません。

 せめて、事態を冷静に受け止め、お互いを理解し合うという姿勢で、子どもたちに臨んでいただければと思います。

 さて、コロナで大きな不安と共に学校を休んでいた児童たちは、仲間から届けられたメッセージに心が和らぎ、励まされ、登校していきました。

 再登校した児童は、どのクラスでも笑顔で迎えられ、休憩時間、給食の時間、体育の時間も、以前と変わらず学校生活が再開された、と報告を受けています。

 ある校長は、今回の経験を踏まえて、職員にこんなことを伝えました。

 「人権教育、コロナに関する学習を重ねてきても、実際に身近にいる人が罹患したときにこそ、人権意識が機能するか試されると思います。それが機能したとき、居心地の良い学校、心豊かな子どもたち、住みよいふるさとであると証明できます」と。

 コロナ対策とは、まちづくりそのものであり、私たちが、子どもたちのためにどのようなまちを創りたいのか、それが試されているのだと、私は思います。

 

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