市長放送(2021年1月20・21日)

ページ番号1015236  更新日 令和3年1月20日

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放送日時:2021年1月20日午後7時30分~、21日午前7時30分~

 市民の皆様、豊岡市長の中貝宗治です。

 1月20日、新型コロナウイルス検査の結果、豊岡健康福祉事務所管内で新たに2人の方が陽性であることが判明しました。

 このうち、1人は豊岡市在住であることが判明しています。引き続き、感染予防に努めていただきますようお願いします。

 今日は、市内で陽性者が確認された場合の、市の情報提供の在り方についてお話します。

 まず、市の基本方針です。

 市内で陽性者が確認された場合、「市内で確認された」ことと、その人数について防災行政無線で放送し、住所・氏名は非公表としています。事業所名も、原則非公表です。

 県は、陽性者について「豊岡健康福祉事務所管内」とのみ発表し、豊岡市、香美町、新温泉町のどの市町なのか明らかにしていません。県から豊岡市に対し、陽性者に関する情報が直接入ってくることもありません。

 そのため、市は、豊岡病院組合構成市として、組合から病院の運営状況の報告を求めたり、学校園等さまざまなルートから独自に情報を入手したりして、市民の皆様に状況をお知らせしています。

 しかし最近、ホテル療養の措置が取られる方が増え、市では把握できないケースが出てきました。その場合は、やむなく、健康福祉事務所管内で確認された方の人数をお伝えし、「豊岡市在住者かどうかは不明です」というような伝え方をしています。

 私たちは、公表によって、陽性者の特定を市民の皆様に促したいわけではありません。そうではなくて、コロナに関し、自分たちのまちが現にどのような状況なのかを伝え、よりいっそうの緊張感をもって感染予防に取り組んでいただくことを促すために、放送を行っています。

 市民と行政が協働するためには、最低限の基礎として、情報の共有が不可欠だと考えています。

 そのような観点から、市は、県に対し、市町名を公表すべきである旨、強く要望しているところです。

 さて、今回お伝えしたい本題は、ここからです。仮に、児童生徒で陽性が確認された場合の、市の対応方針についてです。市長部局と教育委員会とで協議し、決定した内容です。

 公立小中学校でクラスターが発生するなどして学校を休校せざるを得ない場合は、その旨防災行政無線で公表することにしています。同時に、決して学校や子どもたち、家族を非難しないよう、誠心誠意呼びかけることにしています。

 しかし、そうでない場合は、学校名も、陽性者が小中学生であること自体も非公表としています。

 次に、当該学校現場での対応です。ここでは、教育的観点も不可欠となります。

 当該学校の保護者へは、陽性者が確認された旨をお知らせしますが、重要なのは、同じ学級、学年、学校で学ぶ子どもたちへの対応です。

 陽性者の名前を伏せ続ける、という選択肢もあります。しかし、療養を終えて出てきた子どもにとって、同級生らに事実を隠し続けることは、かえって大きな心の負担になります。また、クラスで長期に欠席する子が出れば、どんなに隠しても、子どもたちの間で、自ずと事実や噂が広がります。「頭隠して尻隠さず」の状態になります。

 そこで、当該保護者や本人と十分話し合い、理解を得た上で、子どもたちに口頭で事実を伝えることにしています。

 どの範囲の子どもたちに伝えるかは、学校の規模等を勘案し、学校で判断します。

 本人と保護者、兄弟姉妹等には、「自分を責める必要はないこと」、「市も学校も、心から回復を願っていること」などを伝えるとともに、担任やスクールカウンセラーなどによる心のケアを行います。

 同じ学校の子どもたちには、コロナやコロナで休んでいる仲間について、どのように考え、どのように接したらいいか、考えてもらう機会にします。休んでいた子が学校に出てくるときは、医師に「もう学校に行っても大丈夫」と言われてから来るので、感染の心配はないこと、悪いのはコロナであって、その子ではないことも、しっかり伝えます。

 昨年、市教育委員会では、全ての公立小中学校において、陽性が判明した同級生に対し、どのように向き合うべきなのかなど、子どもたち自らが考える授業を行いました。それをさらに徹底します。子どもたちは、真正面からコロナの問題に向き合うほうがいい、という考え方です。

 そもそも、陽性者を叩いたり、誹謗中傷をしたりする昨今の風潮がおかしいのであって、子どもたちには、そのような風潮に染まることなく、友達のことを思いやり、いたわる態度をしっかり身につけてもらいたいと願っています。

 クラスメイトからの励ましは、当該児童生徒や家族にとって、大きな心の支えになるに違いありません。

 以上の通り、学校現場では、陽性が判明した子どもや家族の心情を第一義としながら、子どもたちの生きた学習の場として捉え、指導することを基本としています。

 私たちのまちの子どもたちが、コロナ禍にあっても、まっすぐに育っていくように、地域の皆様のご理解をぜひお願いします。

 

 

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