市長放送(2020年12月26・27日)

ページ番号1014383  更新日 令和2年12月27日

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放送日時:2020年12月26日午後7時30分~、27日午前7時30分~

 市民の皆様、豊岡市長の中貝宗治です。

 先日、お隣の京都府は、新型コロナウイルス検査の結果、陽性が判明した方々の状況を公表しました。
 市が12月26日に確認したところ、そのうちのお一人が豊岡市在住の方であることが判明しました。
 ご本人は現在入院中ですが、ご家族、近親者および事業所関係者は、検査の結果陰性であることが分かっています。
 今回は、ご本人が京都府内の事業所に勤務されていて、検査が府内の医療機関で行われたため、兵庫県からではなく、京都府から発表がなされています。

 感染症そのものへの対応は、基本的に府県の保健所が行います。
 一般的に、感染者が確認された場合、本人の入院措置のほか、濃厚接触者等の確認とPCR検査が行われます。
 検査の結果、陽性が判明した方については入院措置が取られ、陰性が確認された方には、保健所の要請により、通常14日間、自宅などでの健康観察がなされます。
 また、保健所の指導に基づき、事業所、立寄り先等の消毒が行われます。消毒がなされれば、ウイルスは消滅しますので、入院等の措置と消毒がなされた後は、通常の業務に戻ることが可能になります。
 今回のケースにおいても、同様の対応がなされています。

 全国的にも感染が拡大しています。
 国や県からは、帰省、感染拡大地域への不要不急の往来、忘年会・新年会などの自粛等、年末年始に関する緊急要請がなされています。
 また、飲食を伴う会食においてクラスターの発生が多くみられることから、もし飲食をするのであれば、(1)少人数で、(2)なるべく普段一緒にいる人と、(3)短時間で、(4)深夜・はしご酒などは控え、適度な量でと求められています。
 一人一人が緊張感をもって、感染予防に努めていただきますようお願いします。

 ここで改めて、市民の皆様にお願いがあります。それは、感染した方やその家族、関係者等を責めないでいただきたい、ということです。
 これまで、その理由は大きく二つあると申し上げてきました。
 一つは、日常的な接触で、誰にでも感染の可能性があるということです。ウイルスは目に見えません。どこに潜んでいるかも分かりません。私も皆さんも、ひょっとしたら明日は我が身かもしれません。正義感を振りかざして感染者を責める刃が、今度は自分自身や自分の家族、大切な人に降りかかってくるかもしれません。
 もう一つは、感染者を叩く風潮が広がると、感染者は自分の立ち寄った場所や出会った人などの感染経路を隠しがちになり、感染防止対策が困難になる、ということです。それは、結局はブーメランのように、私たち自身に災いとなって返ってきます。感染拡大を防止するためにも、感染者を非難してはならない、ということです。

 今回は、もう一つ付け加えたいと思います。
 それは、「子どもたちは見ている」ということです。
 日頃、「友だちを大切に」、「人と人との絆こそ大切だ」、「困った人を助けなさい」などと言う大人たちが、不運にも感染した人に対し、どのような態度をとるのか。
 市の教育長は、日頃こんなことを言っています。
 「子どもたちは、大人が言うようにはしない。大人がするように、する」
 ご本人の一日も早い快復と、感染がこれ以上広がらないことを、皆さんと共に祈りたいと思います。

 最後に、感染事実の公表に関する市の基本的考え方をお伝えします。
 兵庫県は、感染者が確認された場合、通常、例えば「豊岡健康福祉事務所管内」と発表します。豊岡市、香美町、新温泉町なのか、あえて特定しない表現になっています。しかし、豊岡市は、独自に情報を入手し、適宜、市民の皆様にお知らせしています。
 正確な情報提供が「危機管理」の基本だと考えているからです。
 市内で確認された場合は極力当日の夜に、確認されていない場合は、コロナに関して他に何か市民の皆様にお伝えすることがある場合に、その時点での状況をお伝えすることにしています。
 理由は、大きく二つあります。
 一つは、感染予防対策の徹底を市民の皆様により強く意識していただきたい、ということです。他の市町での発生であったとしても、自分事として注意すべきことは当然ですが、市内での確認となれば、一層の緊張感をもって予防に努めることが必要になります。
 二つ目は、デマの排除です。
 コロナ騒動の初めから、豊岡でも、ありもしない噂が飛び交っていました。「どこどこの店で発生して、豊岡病院に運ばれた。市は情報を隠している」といったまことしやかな嘘です。「亡くなった」というような悪質なものもありました。
 他のまちでも、同様のことはあるだろうと思います。
 デマは「行政は知っている情報は隠さない」という信頼が市民と行政の間にできたときに、消えます。そのためには、普段から、コロナに限らず、もちろんプライバシーへの十分な配慮は不可欠ですが、行政にとって不利と思えるような情報でも隠さず提供する、という姿勢を貫く必要があります。
 さらに言うと、情報をぼかしても、事実は必ず外に漏れ、しかも往々にして、悪い方に増幅して広がります。これは、まずいやり方だと私たちは考えています。
 以上が、豊岡市の基本的考え方であり、コロナに限らず、以前から徹底している、あるいはしようとしている方針です。
 今後とも、その方針を貫いていくつもりです。

 年末に、厳しい寒波が到来すると予測されています。建設業の皆さんの力もお借りして、除雪に全力を挙げ、市民生活を支える覚悟です。市民の皆様には、健康には十分留意いただき、素晴らしい新年をお迎えになりますよう心からお祈りし、私の放送を終わります。


 

 

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