新型コロナウイルス感染症に関する市長放送(2020年3月26・27日)

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ページ番号1009625  更新日 令和2年4月15日

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放送日時:2020年3月26日午後7時30分~、27日午前7時5分~

 市民の皆様、市長の中貝宗治です。
 新型コロナウイルスで不安を抱えながら、日々の暮らしや職場などにおいて、様々な努力や我慢を重ねておられることと思います。感染防止に関する皆様のご尽力に心からの敬意を表します。私たち市役所の職員も、皆様のその思いを共有しながら、日々対策に当たっています。

 新型コロナウイルスに関し、いくつかのお願いと報告をさせていただきます。少し長くなりますが、大切な事柄ですので、最後までお聞きください。

 まず、3月26日時点で、豊岡市内で感染者は確認されていません。
 仮に市内で感染事例が発生した場合、住所非公表の場合も含め、県から市に対し必ず連絡が入ることになっています。現時点で、県からの連絡は入っていません。

 私たちは、しっかり備えを続けなければなりません。

 何よりもまず、感染予防のため、引き続き、こまめな手洗いや咳エチケットに努めてください。私たち一人一人ができる、最大の防御方法です。

 全国でマスク不足が続いていますが、厚労省や専門家は、マスクの着用について、咳やくしゃみによって人にうつすことを防ぐ一定の効果はある反面、自分自身を感染から守る予防効果はあまり認められていない、あるいは確認されていない、としています。
 特にWHOは、安心感を得たいという気持ちは理解できるとした上で、健康な人が行うマスク着用は、誤った安心感による逆効果につながる、とも指摘しています。したがって、健康な方が、自身のマスク着用についてあまり神経質になる必要はないのではないかと思います。

 現在、市役所は、約4万5千枚のマスクを保有しています。
 これは、市内で感染が確認された場合に備えたもので、咳エチケットの徹底として窓口担当の市職員や市立小中学校の教職員等に配布するほか、特に大きな不安を抱えがちな妊婦、人工透析をしておられる方等に限り、そのお気持ちに配慮して配布することとしています。それでも、合計約2,200人分、約20日分しかありません。
 広く市民への配布を希望する声もありますが、8万人の市民に配布する在庫は有していませんので、ご理解をお願いします。

 国の専門家会議は、感染の拡大防止にはクラスター対策が特に重要であるとして、集団感染を防ぐために、次の3つの要素が同時に重なる場所を避けるよう提言しています。
 (1)換気の悪い密閉空間であること、(2)多くの人が密集すること、(3)近距離で会話をしたり声を発したりすること、の3つが同時に重なり合う場所です。これを受けて、その3要素が同時に重なり合うような市主催のイベント等は開催しないこととしています。
 市民の皆様にも、同様の対応をお願いしたいと考えています。
 また、イベント等を開催される場合は、この3つの要素が同時に重なることがないよう、換気を徹底すること、人と人との距離をとること、近距離での会話や大声での発声を控えることなどの対策をしっかりとった上で行っていただくようお願いします。
 あわせて、イベントの前後で人々が交流する機会の提供も避けていただきますようお願いします。
 イベントを開催する場合の具体的留意事項の例が国の専門家会議から示されており、市のホームページにも掲載していますので、ぜひご覧ください。

 次に、新型コロナウイルス感染症による社会・経済への影響とその対応についてです。
 本市においても、すでに観光、飲食、運輸・旅行業など「人の動き」に直接左右される業種を中心に、経営状況の悪化、雇用情勢の悪化など、極めて大きな影響が出ています。今後さらに市内産業全般への影響拡大が懸念されます。
 また、行動や活動の制限による、市民、とりわけ子どもたちの心理状態の悪化も心配です。

 この事態に緊急に対応するため、国や県の支援策を最大限活用するとともに、4月から市独自の対策を実施することとしました。

 まず、企業の資金繰り破綻を防ぐため、国を補完する形で、総額20億円の市の制度融資を利子補給により実質3年間無利子とします。新年度は、3千万円を予算化しました。

 豊岡商工会議所や豊岡市商工会に委託して、経営相談体制を充実するとともに、雇用調整助成金などの申請に際してのサポートを行います。2千万円を予算化しました。

 観光への打撃に対し反転攻勢を行うため、子どもたちを中心とした誘客を行うこととし、宿泊を伴って豊岡を訪れる小中学生に対し、アウトドアなどアクティビティに使える2千円のクーポンを発行します。2万3千人分、4,600万円を予算化しました。

 豊岡の子どもたちも、大きなストレスを抱えています。そこで、市内の小中学生にも同額のクーポンを提供します。7千人分、1,400万円を予算化しました。

 今のところ、市外の小中学生には夏休みから、市内の小中学生には大型連休から実施したいと考えていますが、具体的実施時期は、事態の推移を注視しながら、改めて判断することとしています。

 あわせて、夏休み期間中、子どもたちを対象に、様々な演劇、パフォーマンス、デジタルアート、絵本作家による絵本の読み聞かせなどを無償で市内各地において実施します。豊岡を訪れる子どもたちにも開放します。4,873万円を予算化しました。これも実施時期については、推移を見て改めて判断します。

 以上の子ども対策は、市内外で合計3万人の小中学生を想定しており、「子ども3万人応援プロジェクト」と銘打っています。

 これらを含め、コロナウイルス対策として、総額2億円の補正予算を議会に提案し、3月26日、可決されました。

 また、市税、上下水道料金、市営住宅使用料等について、新型コロナウイルスの影響で支払いが困難となっている方に対して、現行制度を活用し、実情に応じて徴収猶予、支払い猶予を行うこととしています。

 今後とも、事態の推移を注視し、必要な対策を躊躇なく、果敢に実行してまいります。

 いつの時代でも、人々を困難から救うのは、希望です。日々の暮らしの中で細心の注意をもって感染防止対策を行いながら、市民の皆様それぞれの希望と豊岡の希望を見失うことなく、しっかりと抱きながら、力を合わせて、この困難に打ち勝っていきたいと思います。

このページに関する問合せ

豊岡市役所
〒668-8666 豊岡市中央町2番4号
電話:0796-23-1111 ファクス:0796-24-2575
問合せは専用フォームを利用してください。