コウノトリの歴史 昭和40年代
人工飼育を始めるが苦難の連続
生息地内で数を減らすコウノトリを守るため、手探りで取り組んだ人工飼育。しかし、繁殖に至らず苦難の連続でした。
昭和40年(1965年)
人工飼育の開始
野生コウノトリが12羽にまで減ったとき、最後の手段として野生個体2羽(ペア)を捕獲し、人工飼育に踏み切った。
人工飼育は、コウノトリ飼育場(現コウノトリの郷公園付属飼育施設保護増殖センター、豊岡市野上)で始められた。しかし、飼育下でも繁殖にいたらず、人工飼育は苦難の連続であった。
昭和46年(1971年)
福井県からコウノトリを移送
福井県武生市に飛来していたくちばしの負傷したコウノトリが捕獲され、飼育場に運ばれた。
野生コウノトリの絶滅
市内で傷ついて衰弱していた最後の野生コウノトリが保護されたが死亡。これにより、日本の空からコウノトリは姿を消した。
昭和60年(1985年)
ロシアからコウノトリを導入
ロシアのハバロフスクから幼鳥6羽を受贈し、飼育場で飼育を始めた。「もともと渡り鳥であるコウノトリに国境はない」と飼育員の松島氏。
昭和61年(1986年)
飼育場で、豊岡盆地に生息していたコウノトリの最後の1羽が死亡。
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