コウノトリの仲間

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ページ番号1004025  更新日 平成30年5月23日

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豊岡で飼育しているのは、ニホンコウノトリ(学名:キコニア・ボイキアナ)です。 世界にはコウノトリの仲間がたくさんいます。

1.コウノトリの仲間

コウノトリ目は6科に、そのうちのコウノトリ科は5属19種に分類されます。


コウノトリ目の分類図

種の分類については、近年、生態学の観点も加えて細分化する方向にあるようです。ここでは公益社団法人 日本動物園水族館協会・種の保存委員会による分類を基に整理しました。

コウノトリ属の生態

エンビコウ・シロエンビコウ・シュバシコウ・ニホンコウノトリ・ナベコウ・アオハシコウ

エンビコウ

写真:エンビコウ

  • 特徴:全体的に黒色。首、腹、尾の下は白色。アジアのものは脚が赤色でアフリカのものは黒色。
  • 分布域:サハラ以南のアフリカとインドからフィリピンまでのアジア各地。
  • 生息地:水辺だけでなく、草原や畑地でも生息。
  • エサ:昆虫、貝類、カニ、ネズミなど。

シロエンビコウ

写真:シロエンビコウ

  • 特徴:全体的に白色。羽の先、尾羽が黒色。くちばしは鉛色で脚は赤色。
  • 分布域:ベネズエラからアルゼンチンにかけて。
  • 生息地:繁殖期には水辺に集まり、その以外は草原。
  • 営巣地の様子:唯一地上で営巣するコウノトリだが低い木の上に作ることもある。
  • エサ:ネズミ、カエル、ヘビなど。

シュバシコウ

写真:シュバシコウ

  • 特徴:ニホンコウノトリより一回り小さく、くちばしが赤色。
  • 分布域:ヨーロッパの大部分、北アフリカで繁殖し、冬はアフリカ全土に渡る。
  • 生息地:水辺や草原や畑地でも生息。
  • 営巣地の様子:人家や教会の屋根、煙突にも営巣。
  • エサ:ネズミ、カエル、ヘビなどを食べる。
  • 数:近年、増殖活動により固体数を増やしている。

ニホンコウノトリ

写真:ニホンコウノトリ

  • 特徴:全体的に白色、くちばしと羽の先が黒色。目の周りと脚が赤色。
  • 分布域:中国北東部、アムール・ウスリー地方、日本。
  • 生息地:低湿地帯。
  • 営巣地の様子:高い木の上。かつてはアカマツの木を好んで巣を作った。
  • エサ:ドジョウ、ナマズ、カエルなど肉食性。
  • 数:減少傾向にあり、各国で保護活動が行われている。

ナベコウ

写真:ナベコウ

  • 特徴:全体的に黒色、くちばしと脚は暗褐色。
  • 分布域:スウェーデン南部、バルカン地方、スペイン、シベリア森林地帯、東部シナ、朝鮮。アフリカ、インド、南シナ、日本へも渡る。
  • 生息地:森林の湿地や、乾燥した平野。
  • エサ:魚や水中の動物。
  • 営巣地の様子:大木や岸壁に営巣し、コロニーは作らない。
  • 数:人のいないところに生息するため数が少ない。

アオハシコウ

写真:アオハシコウ

  • 特徴:全体に黒色、顔の皮膚が裸出していて目の周りと、のどは赤色。くちばしと脚はオリーブグリーン。
  • 分布域:セネガル、エチオピア、ケニア西部までの熱帯アフリカ。イエメンでも繁殖している。
  • 生息地:草原
  • 営巣地の様子:草原で大きなコロニーを作る。
  • エサ:主にバッタやコオロギなどの昆虫類を食べる。
  • 数:固体数の減少傾向はみられていない。

トキコウ属の生態

アメリカトキコウ・シロトキコウ・アフリカトキコウ・インドトキコウ

アメリカトキコウ

写真:アメリカトキコウ

  • 特徴:体長86~102センチメートル。全身白色。頭と首の露出部は黒色。羽の先と尾羽、くちばしと脚も黒色。
  • 分布域:アメリカ東部からアルゼンチン北部、ウルグアイまで。アメリカ大陸の熱帯や亜熱帯地域。
  • 生息地:広大な湿地。
  • 営巣地の様子:沼沢に近い森林で繁殖し、1万羽を越える大集団でコロニーを作ることもある。
  • 数:南アメリカ以外での湿地の減少に伴い、数が減っている。

シロトキコウ

写真:シロトキコウ

  • 特徴:全身白色で羽の先と尾羽が黒色。くちばしは黄白色。顔の裸出部は黄灰色。
  • 分布域:カンボジア、マレー半島、スマトラ、ジャワ。
  • 数:絶滅の危機に瀕していて、唯一の大きな群れがスマトラにある。世界中では5,000羽ほどしか残っていない。

アフリカトキコウ

写真:アフリカトキコウ

  • 特徴:体は白色。羽の先と尾羽が黒色。顔の裸出部は赤色。
  • 分布域:サハラ以南のアフリカ及びマダガスカル。
  • 営巣地の様子:数十羽の小群で大木の上に営巣。

インドトキコウ

写真:インドトキコウ

  • 特徴:体は白色。羽と尾羽、胸の下の部分が黒色。
  • 分布域:インド、パキスタンから中国南部、インドシナにかけて。
  • 生息地:湿地や水田。
  • 営巣地の様子:水辺や村落の近くで他のコウノトリ類やサギ類に混じって樹上に営巣する。
  • 数:最近では数を非常に減らしている。

スキハシコウ属の生態

スキハシコウ・クロスキハシコウ

スキハシコウ

写真:スキハシコウ

  • 特徴:全体的に白色で、羽の先は黒色。上下のくちばしの間に隙間があいている。(タニシを食べるために殻をつかみ中身を取り出すのに都合のよい形をしている。)
  • 分布域:インド、セイロン、ビルマ、タイ、インドシナ。
  • 生息地:沼、池、川岸。
  • 営巣地の様子:湿地の林の中にコロニーを作る。
  • エサ:貝。
  • 数:南アジアのコウノトリの仲間ではでは一番多く生息している。

クロスキハシコウ

写真:クロスキハシコウ

  • 特徴:全体的に黒色。くちばしは暗褐色。上下のくちばしの間に隙間があいている。
  • 分布域:サハラ以南のアフリカ。マダガスカル(アフリカ大陸のものより大きい)。
  • 生息地:湿地。
  • エサ:タニシやドブガイ。
  • 数:東アフリカでは群生。西アフリカでは羽数が少ないため、単独またはつがいが多い。

セイタカコウ属の生態

セイタカコウ・クラハシコウ・クラハシセイタカコウ・ズグロハゲコウ

セイタカコウ

写真:セイタカコウ

  • 特徴:頭、首、肩、羽根の付け根、くちばしは黒色。目はオスは濃い茶色、メスは黄色。目の周囲は紫色。脚は赤色。
  • 分布域:インド、セイロン、ビルマ、マライ半島、タイ、インドシナ、オーストラリア。留鳥。
  • 生息地:水辺。群生はしない。
  • 営巣地の様子:樹木の上に巨大な巣を作る。
  • エサ:水辺の動物を食べる。
  • 数:アジアに生息するものは非常に希少

クラハシコウ

写真:クラハシコウ

  • 特徴:目はオスが濃い茶色、メスが黄色。頭、羽は黒色で腹、肩、背は白色。くちばしの根元が黄色で次に黒、先が赤色。
  • 分布域:サハラ以南のアフリカ。
  • 生息地:水辺。
  • 営巣地の様子:水辺につがいで生活し、群れやコロニーは作らない。孤立した木の上に営巣する。

クラハシセイタカコウ

(写真なし)

  • 分布域:アフリカのセネガルよりスーダンに渡る地域から南のオレンジ河に至る地方。(西アフリカの森林地方にはいない。)
  • 営巣地の様子:河や湖の付近に、単独またはつがいで住む。 巣は人の近づきにくい湿地の巨木の上に作る。

ズグロハゲコウ

写真:ズグロハゲコウ

  • 特徴:大型のコウノトリで、興奮すると赤と黒色をした頚(首)けいの部分が膨らむ。
  • 分布域:中南米のメキシコからアルゼンチン、ウルグアイ。
  • 生息地:広い湿地や沼地。
  • 営巣地の様子:ヤシなどの高い木に営巣。
  • エサ:主として魚を食べる。
  • 数:営巣する木が伐採され、減少傾向にある。

ハゲコウ属の生態

オオハゲコウ・コハゲコウ・アフリカハゲコウ

オオハゲコウ

写真:オオハゲコウ

  • 特徴:羽の色は全体的に灰青色。頭と首が裸出しピンク色。脚は灰褐色。クラッターリングだけでなく、鳴き声も出す。
  • 分布域:インド北部からビルマ、ベトナムまで。
  • 営巣地の様子:大木の上に大きい巣を作るが、木の少ない地方では岩上に作ることもある。
  • エサ:牛やその他の動物の屍肉を好む。
  • 数:最近非常に少なくなってきている。

コハゲコウ

写真:コハゲコウ

  • 特徴:羽は全体的に黒色。胸、腹は白色。頭はピンク色に帯びた黄色で長い綿毛が生えている。
  • 分布域:インド東部及びセイロンから中国南部、海南島、ベトナムまで。またスマトラ、ジャワ、ボルネオまで。
  • 生息地:主に水辺。
  • 営巣地の様子:つがい、または数つがいの小群で木の上に巣をつくる。
  • エサ:牛やその他の動物の屍肉を食べる。
  • 数:徐々に数が減ってきている。

アフリカハゲコウ

写真:アフリカハゲコウ

  • 特徴:頭、首は裸出し肉色が見えていて、前頸(ぜんけい)に大きな頸嚢(けいのう)を持っている。羽は黒色で体は白色。脚は灰褐色。
  • 分布域:サハラ以南のアフリカの熱帯の大部分。
  • 生息地:広大な湿地帯や草原。
  • 営巣地の様子:集団で大木の上に営巣する。
  • エサ:腐肉食の鳥で、草原の掃除屋と呼ばれ屍肉を食べるが、魚やヘビ、カニ、バッタなども食べる。
  • 数:個体数は増えている。

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コウノトリ共生部 コウノトリ共生課 コウノトリ共生係
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