イスラエル通信(2)

中貝市長の徒然日記

イスラエル通信(2)
〔市広報 平成29年5月号(4月25日発行号)から〕

 イスラエルでのシンポジウムでスピーチ後、たくさんの方が寄ってこられました。

 「私は教師をしています。昨日、ちょうど子どもたちに豊岡の話をしたばかりでした」「え?何ですって?」

 別の方がまた寄ってこられて「豊岡のコウノトリの話を聞くのは、これで6回目です」「どこでお聞きになったのですか?」「ラン・レヴィさんがイスラエル中で話しています。ご存じなかったですか?」

 ランさんというのは、ぼくを招いてくれた方です。

 そう言えば、テルアビブ空港から砂漠と死海に向かう車の中で(ランさんは砂漠の生物の研究者です)「中貝さん、私、毎週のように学校などで豊岡のことを話しています。年間に何千人にもなります」と聞かされていました。が、それほどまでとは知りませなんだ。イスラエルは、今、豊岡のことが最も知られている国かもしれません。

 ランさんと初めて会ったのは、以前、柳生 博さんとともに招かれた、宮司さんたちの研究会の席でした。そこにランさんも招待されていました。彼はコウノトリの取組みに驚き、豊岡にやってきました。

 その後、ランさんは豊岡を舞台に〝StorkMadness?(コウノトリ狂い)という映像を作り、ユーチューブにアップしています。この映像は、世界中でこれまでに約3万7千回再生されています。実現はしませんでしたが、この映像を見たアフリカの方から招待状が届いたこともありました。

 さまざまな価値が対立する中で、なぜ豊岡はコウノトリの野生復帰を成し遂げ、コウノトリ育む農法を広げることができたのか?イスラエルで何度もそう尋ねられました。

 「対話です。私たちの耳は二つ。でも口は一つだけです。二つのことに耳を傾け、話すのは一つにしなければなりません」たどたどしく英語で言うと、それは知恵の言葉のようにイスラエルの空の下に響き渡ったのでありました。


問合せ

政策調整部 秘書広報課 広報・交流係
Tel:0796-21-9035
Fax:0796-24-1004
E-mail:kouhou@city.toyooka.lg.jp
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