「ENEOSわくわく生き物学校2017」を開催しました

今年も楽しく学びました!「ENEOSわくわく生き物学校2017」

活動の様子を紹介します

 豊岡市では、コウノトリ野生復帰の取組みを通じた生物多様性保全活動を進めています。その一環として、未来を担う子どもたちにこの取組みを知ってもらうとともに、湿地や生物多様性の仕組み、生き物などに対する正しい知識と体験の場を提供するため、JXTGエネルギー株式会社の協賛のもと、1泊2日の環境体験学習プログラム「ENEOSわくわく生き物学校」を開催しています。
 この学校は平成21年度から始まり、9回目の実施となった今回は、兵庫県、京都府、和歌山県、神奈川県から12組24人の親子が参加し、科学的な観点も交えながらラムサール条約湿地や生き物について楽しく学び、体験しました。 

主催:豊岡市
協賛:JXTGエネルギー株式会社
協力:兵庫県立人と自然の博物館、兵庫県立コウノトリの郷公園、コウノトリ湿地ネット、豊岡市田結区
後援:環境省近畿地方環境事務所
 

◆活動の様子
【1日目(6月10日)】

 豊岡と言えばコウノトリは外せません! まずは、コウノトリ野生復帰の拠点施設「兵庫県立コウノトリの郷公園」を見学。普段は入ることのできない非公開エリアの飼育施設でコウノトリを間近に観察し、コウノトリの飼育員からその生態や餌について説明を受けました。 

 コウノトリの観察を終えた参加者は、今回の活動フィールドであるラムサール条約湿地の「田結湿地」へ。まずは、みんなで一緒に湿地や川で暮らす生き物を調査します。履きなれないウェーダー(胴長靴)と、歩きなれない湿地に四苦八苦しながらも、モクズガニ、ドジョウ、ヤゴ、カエルなどの生き物を見つけ、湿地が育む豊かな生態系を実感しました。 

 田結湿地の豊かさを体感した後は「地域の生き物を増やす方法」について考えます。今年の田結湿地は降水量が少なく、湿地の一部が乾燥し始めていました。どうすれば生き物のすみかが維持・拡大できるか。兵庫県立人と自然の博物館の三橋弘宗さん、三原菜美さんの指導を受けながら、多様な生き物が暮らせる湿地づくりについて考えました。
 地元でとれた魚介類など湿地の恵みを堪能した夕食の後は、夜の海岸と湿地へナイトツアー。海岸を走り回る“スナガニ”や湿地を乱舞する“ゲンジボタル”や“ヘイケボタル”、山際でチカッと光る“ヒメボタル”を観察し、初夏の田結湿地を楽しみました。
 

【2日目(6月11日)】
 2日目は生き物のすみかづくりの実践です。1日目の調査では多くの生き物が確認できましたが、ゲンゴロウなどの水生昆虫が少ない傾向がありました。これは、湿地内の特定の場所に水の通り道が出来てしまい、湿地全体に水が行き渡らなくなったことが原因と考えられ、水を湿地全体に迂回させる水路を作るなどの工夫が必要であることが分かりました。全員でスコップと鍬を手に作業を開始。生き物のすみかを増やす取組みにチャレンジしました。 

 作業を開始して1時間半。水の通り道をせき止めて新たな池を掘ったり、水路を作ったり。湿地のあちらこちらに少しずつ水が行き渡り始めました。草地だった場所に水が行き渡り、水生昆虫などのすみかを復活させることができました。 

 ただ単に穴を掘るのではなく、雨が降った時の水の流れも考えた上で工夫して作業を行いました。来年の学校では、今年以上にたくさんの生き物に出会えることでしょう。
 また来年、「ENEOSわくわく生き物学校」への皆さんの参加をお待ちしています!

 


問合せ

コウノトリ共生部 コウノトリ共生課
Tel:0796-21-9017
Fax:0796-24-7801
E-mail:kounotorikyousei@city.toyooka.lg.jp
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