出石初午大祭が開催 新企画「娘狐の初踊り」も披露

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ページ番号1007337  更新日 平成31年3月20日

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 平成31年3月15日から17日までの3日間、出石城跡周辺で、但馬に春の訪れを告げる「出石初午大祭(初午)」が開催されました。

 初午は、江戸時代、藩主が旧暦2月の最初の午(うま)の日に、城の大手門を開放して城内の稲荷神社への参拝を許したことが始まりとされています。
 当時は、一般の町民が城内に入ることは許されていなかったため、貴重な機会として、遠く丹波や丹後からも参拝者が訪れ「三たん(但馬、丹波、丹後)一の大祭」と呼ばれるようになった伝統ある祭りです。

 藩祖・仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)が石川五右衛門(いしかわごえもん)を捕らえ、五右衛門が釜ゆでに処されたことから、そのたたりにより、3日間の内1日は必ず雨が降るといわれている初午。残念ながら今年も雨が降りましたが、悪天候にもかかわらず多くの参拝者でにぎわいました。

写真 初午大祭1
雨にもかかわらず多くの参拝者でにぎわう稲荷神社の参道
写真 初午大祭2
城下町に所狭しと露店が立ち並ぶ

 また、16日には、新企画「娘狐の初踊り(むすめぎつねのういおどり)」が披露されました。
 この企画は、出石でダンスを指導している齋藤ゆうこさんが、子どもたちに伝統行事に関わってもらいたいとの思いから提案したもので「祭りのにぎわいに引かれた稲荷神社のキツネたちが城下に降り、人々を誘って楽しく踊りだす」という設定です。
 しかし、予定時刻になっても激しく降る雨。キツネに扮(ふん)した子どもたちは、ストーブで暖を取りながら天候の回復を待ちます。
 そして、待つこと30分。やや小降りになった機を逃さず、稲荷神社を出発!
 白い化粧と衣装に赤い袴のキツネたちが、朱色の鳥居の下を厳かに行進する様子は、幻想的で美しく、道行く人々は魅入られたかのように足を止め、夢中でカメラのシャッターを切ったり、大きな拍手と歓声を送ったりしていました。

写真 初午大祭3
出番を待つ間、暖を取る娘狐たち
写真 初午大祭4
雨の中、稲荷神社を出発
写真 初午大祭5
昔話の一場面のような幻想的な光景

 豊岡市役所出石振興局前のステージに到着した一行は、ダンスを披露。コンセプトどおりの明るく楽しいダンスに、ステージの周りは黒山の人だかり。
 見物客たちは「初午には毎年来ているが、すごく斬新な取組みで素晴らしい」「キツネの化粧と巫女の衣装が城下町の雰囲気によく合う」などと大満足の様子でした。
 「娘狐の初踊り」は、来年以降も実施予定とのこと。初午に新しい名物が増えました。

写真 初午大祭6
「楽しくて踊りだす」というコンセプトがしっかりと伝わってくるダンス
写真 初午大祭7
小さな娘狐の一生懸命な踊りに会場からは大きな拍手が

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