豊岡市 toyooka city hyogo prefecture

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コウノトリの一生

小さな命がうまれ、成長し、巣立ちして伴侶を得て親になり、子を育み、天寿を全うするまで、コウノトリの一生を紹介しています。

コウノトリの一生

コウノトリの一生を紹介します。

  • 1:
    コウノトリの
    一年
  • 2:
    小さな命の
    うまれるとき
  • 3:
    子育ては
    両親そろって
  • 4:
    夫婦になるの
    ってタイヘン
  • 5:
    大事な卵の
    ために
  • 6:
    コウノトリの
    寿命

1.コウノトリの一年

コウノトリの一年

2:小さな命のうまれるとき

卵の重さは約115g。夫婦交代で卵を温め、約32日ほどでふ化します。
ヒナは自分で卵に穴をあけ、約1日をかけて自分の力だけで殻からでてきます。


(人工ふ化の写真)

生まれたてのヒナは灰色の体をしています。 親鳥が励ます中、親鳥の力を借りずヒナは自力で殻を破ります。自然は厳しい世界です。自力で誕生することは野生で暮らしていくための最初の試練です。

3:子育ては両親そろって

ヒナが生まれると、親鳥は愛情を一杯にふりそそぎ、メス鳥、オス鳥が交代で協力して育てます。

【ヒナの成長】

生まれたばかりのヒナは大きさが人間のこぶしくらいで、体重は約80g。寝たままで起き上がることもできませんが、2日目になるとエサを食べだします。 誕生から1ヶ月半ほどの間にヒナは親鳥と同じくらいまで大きくなります。

【誕生から約1ヶ月間】

この間は、親鳥が子どもにつきっきりで子守りをする時です。エサをやり、抱き、羽づくろいをしてやり、まさにスキンシップで育てます。

<日差しの強い日>
親鳥は体で日陰を作って、強い日光がヒナに当たらないように保護し、暑い日中には水を飲んできて、口移しに水をあげます。

< 雨の降る日>
親鳥は羽根をヒナの上に広げて傘を作り、雨を防ぎます。

【ヒナのエサの食べ方と親からの与え方】

ヒナは「ピィー、ピィー」と鳴いて親のくちばしをつつき、エサを催促します。 親は飲み込んできたドジョウなどを巣の上にそのまま吐き出し、ヒナはそれを自分でくわえて食べます。 丸のみなので、親は小さめのエサを選んで飲み込みます。 エサ運びも大変。1ヶ月ほど経つと、親鳥の2倍の量を食べるのですから。
※1ヶ月を過ぎる頃、1日に1s強のドジョウを食べます。

コウノトリは樹上に巣を作る鳥です。地上に巣を作る鳥と子育ての方法が異なります。親鳥はエサを運んで来なければならないので、巣立ちまでの日数を多くとることができません。そのため、ヒナは短期間で成長する必要があります。この過程では、親鳥の子育てにいろいろなドラマが展開されます。

【約1ヶ月から巣立ちまで】

1ヶ月を過ぎる頃、親鳥はヒナにあまりかまわなくなります。2ヶ月近く経つと、ヒナがエサをねだってもなかなか巣に帰ってきません。「そろそろ巣立ちなさい」ということでしょうか。人間の子育ても見習いたい?
誕生から約65日目、親鳥の深い愛情に支えられ、立派に自立したヒナが巣立ちしていきます。

4:夫婦になるのってタイヘン

コウノトリのオス・メスには相性のようなものがあり、お互いが気に入らないと夫婦になりません。  
嫌いな相手が近くにいると、とがったくちばしで傷つけてしまうことさえあります。

鳥の中ではコロニーと呼ばれる集団営巣地を形成する種類がいます。 こうした鳥は多くの結婚相手がいるので夫婦になりやすいと言われています。

コウノトリはコロニーを作りません。
夫婦になるまではそれぞれ一羽で暮らすので、結婚相手を見つけることが難しいのです。 しかしいったんペアになると一夫一妻でその絆は深く、一生を共に過ごすと言われています。

5:大事な卵のために

大きさ 長径:約73mm、短径:約53mm  
(ニワトリの卵の約2倍)
白色
重さ 約115g
姿 ニワトリの卵と同じような形

6:コウノトリの寿命

過去の飼育下では、昭和46年(1971)に福井県武生市で保護され、翌日からコウノトリ保護増殖センターで34年間飼育し、平成17年(2005)に死亡したコウノトリ(愛称武生)がいました。

平成23年(2011)現在、昭和46年(1971)に鹿児島県で保護し、同47年(1972)にコウノトリ保護増殖センターで飼育しているコウノトリが国内での飼育期間の最長記録を更新しています。 これらの鳥から考えると30年以上生きる可能性はあります。しかし、野外でどれくらい生きるかは、まだはっきりと分かっていません。